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令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(2) (40 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html
出典情報 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》
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資料Ⅱ-1-40

「対人業務」への真の意味でのシフトの必要性

○ かねてより厚生労働省は薬剤師について、医師に処方された薬の調製・交付などの「対物中心の業務」から、処方内容を確認し、医
師への疑義照会などにより重複投薬・相互作用等の防止、患者への服薬指導など、「対人業務」へのシフトを目指してきた。
○ 対人業務については、医療機関等への情報提供や在宅訪問への関与のように伸びているものもある一方で、多剤・重複投薬に係る
患者や医師との調整を評価する点数といった算定回数が少ないものも存在する。また、2022年度改定では対人業務の評価体系の
見直しが行われたが、既存の点数の一部を表面上対人業務と整理するにとどまっている。

◆厚生労働省「患者のための薬局ビジョン」(2015年10月)

◆対人業務を評価する調剤報酬(2022年6月審査分)
項目

算定回数

重複投薬・相互作用等防止加算
(残薬調整)

225,551回 残薬調整に係る疑義照会等

重複投薬・相互作用等防止加算
(残薬調整以外)

143,891回

外来服薬支援料1

22,913回 残薬調整業務
684回 多剤投薬の調整

服用薬剤調整支援料2

1,241回 重複投薬の調整等

在宅患者訪問薬剤管理指導料1

(参考)調剤基本料1~3
62,428,675回
(出所)厚生労働省「社会医療診療行為別統計」

◆対人業務の評価体系の見直し(2022年度診療報酬改定)

・処方内容の薬学的分析
「調剤管理料」
・調剤設計等
(対人業務)
・薬歴の管理等

医療機関からの求めが合った
場合の情報提供
薬剤師が必要性を認めた場
83,343回
合の情報提供等
在宅訪問での薬学管理
31,785回
(単一建物1人)
26,297回

服薬情報等提供料2

「調剤料」
(対物業務)

残薬調整以外の疑義照会


服用薬剤調整支援料1

服薬情報等提供料1

「薬剤調製料」 ・薬剤調製
(対物業務) ・取り揃え・監査業務

概要

処方日数
調剤料

~7日
28点



8~14日 15~21日 22~28日 29~30日
55点
64点
77点

31日~
86点

※日数ごとに改定前後で合計点数がほぼ一致するように、対物・対人に配分
薬剤調製料
調剤管理料

4点
28点

28点
52点

一律 24点
50点
74点

60点
84点

39