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(2)参考資料 (89 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20230529/zaiseia20230529.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史的転機における財政(5/29)《財務省》
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資料Ⅳ-2-40

「外来医師多数区域」における取組


2020年度の「外来医療計画」に基づくガイドラインにおいては、「外来医師多数区域」において新規開業を希望する者に対しては、
不足する医療機能を担うよう要請することとされているが、一部の都道府県では、そもそも要請を行っておらず、また、要請を行ってい
る場合でも、新規開業者に担うことを求める機能が不明瞭な場合もある。厚労省の調査によれば要請に従っている新規開業希望
者は7割程度。

◆外来医療に係る医療提供体制の確保に関するガイドライン
(2019年3月)(抄)
1-2 外来医療計画の全体像
○ 都道府県は、外来医師多数区域において新規開業を希望する者に対して
は、当該外来医師多数区域において不足する医療機能を担うよう求め、新規
開業を希望する者が求めに応じない場合には協議の場への出席を求めるとと
もに、協議結果等を住民等に対して公表することとする。外来医師偏在指標の
値及び協議の場における協議プロセス、公表の方法等については、外来医療計
画に盛り込み、あらかじめ公表しておくこととする。
5-2 外来医師多数区域における新規開業者の届出の際に求める事項
○ 新規開業者の届出様式には、地域で不足する外来医療機能を担うこと(地
域ごとに具体的に記載)に合意する旨の記載欄を設け、協議の場において合
意の状況を確認することとする。
・ 国のガイドラインでは、新規開業者に求める事項である地域で不足する外来医療
機能について協議の場で検討する必要があるとし、項目としては、
①夜間や休日等における地域の初期救急医療
②在宅医療
③産業医、予防接種等の公衆衛生
等を挙げている。
→ 例えば東京都では、こうした不足する外来医療機能を具体的には明示してお
らず、新たに開業を希望する医師に「地域の外来医療機能の状況を理解し、
必要に応じて地域医療へ協力していくこと」を求めることとしている。

◆都道府県の取組状況
地域で不足する医療機能を担うよう要請している区域
(n=37;都道府県数*)*外来医師多数区域が存在しない10県を除く
その他
要請していない

全ての区域で要請

3

9

9

外来医師多数区域
のみで要請

16
(注)2021年度末時点

地域で不足する医療機能を担うことを合意した新規開業希望者
新規開業希望者 (外来医師多数区域)
うち、合意した新規開業希望者

1,063件
706件

(注)外来医師多数区域がある37都道府県のうち有効回答があった
22都道府県における2021年度中の実績。
(出所)厚生労働省医政局地域医療計画課調査