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(2)参考資料 (3 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20230529/zaiseia20230529.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史的転機における財政(5/29)《財務省》
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人口減少が経済・社会に与える影響

資料Ⅳ-0-3

○ 人口減少は、国内市場の縮小、成⾧力の低下、国民1人1人の豊かさの低下をもたらすほか、社会保障制度と財政の持続
可能性に負の影響を与える。
◆人口オーナス・縮小スパイラルのイメージ図

豊かさの低下

◆選択する未来 -人口推計から見えてくる未来像-
(2015年10月)内閣府 「選択する未来」委員会
第2章 人口・経済・地域社会の将来像
(3)人口急減・超高齢化の問題点
●経済規模の縮小-人口オーナスと縮小スパイラルが経済成⾧のブレーキに
• 急速な人口減少が、国内市場の縮小をもたらすと、投資先としての魅力を低下させ、更に
人々の集積や交流を通じたイノベーションを生じにくくさせることによって、成⾧力が低下して
いく。
• こうした人口急減・超高齢化による経済へのマイナスの負荷が需要面、供給面の両面で
働き合って、マイナスの相乗効果を発揮し、一旦経済規模の縮小が始まると、それが更な
る縮小を招くという「縮小スパイラル」に陥るおそれがある。
• 「縮小スパイラル」が強く作用する場合には、国民負担の増大が経済の成⾧を上回り、実
際の国民生活の質や水準を表す一人当たりの実質消費水準が低下し、国民一人一人
の豊かさが低下するような事態を招きかねない。
●基礎自治体の担い手の減少、東京圏の高齢化
• 今後、地方圏を中心に4分の1以上の地方自治体で行政機能をこれまで通りに維持して
いくことが困難になるおそれがある。
• 人口が集中する東京圏での超高齢化の進行によって、グローバル都市としての活力が失
われる一方で、多数の高齢者が所得や資産はあっても医療・介護が受けられない事態を
招きかねない。
●社会保障制度と財政の持続可能性
• 医療・介護費を中心に社会保障に関する給付と負担の間のアンバランスは一段と強まるこ
ととなる。
• 家計や企業等の純貯蓄が減少する一方、財政赤字が十分に削減されなければ、経常収
支黒字は構造的に縮小していき、国債の消化を海外に依存せざるを得ない状況となる。
(出所)内閣府「選択する未来」委員会「選択する未来

-人口推計から見えてくる未来像-」(2015年10月)