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資料2 第4期がん対策推進基本計画(案) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29618.html
出典情報 がん対策推進協議会(第87回 12/7)《厚生労働省》
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第1

全体目標と分野別目標

本基本計画の全体目標を「誰もががんとともに自分らしく生きられるよう、全
ての国民でがんの克服を目指す(P)」とし、がん患者を含めた全ての国民がが
んに関する正しい知識を持ち、避けられるがんを防ぐことや、誰もが、いつでも
どこに居ても、様々ながんの病態に応じた、安心かつ納得できるがん医療や支援
を受け、尊厳を持って暮らしていくことができることを目指し、こうした「がん
の克服」のための、国民本位のがん対策に取り組むこととする。また、全体目標
の下に、
「がん予防」、
「がん医療の提供」及び「がんとの共生」の分野別目標を
定め、3本の柱に沿った総合的ながん対策を推進する。
1. 科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実
~がんを知り、がんを予防することで、がん罹患率・がん死亡率の減少を目
指す~
がんを予防する方法を普及啓発するとともに、地方公共団体、関係学会等の連
携による取組を推進し、科学的根拠を積極的に収集・分析した上で、その結果に
基づいた施策を実施することにより、がんの罹患率を減少させる。全ての国民が
受診しやすい検診体制を構築し、がんの早期発見・早期治療を促すことで、効率
的かつ持続可能ながん対策を進め、がんの死亡率の減少を実現する。
2. 患者本位で持続可能ながん医療の提供
~適切な医療を受けられる体制を充実させることで、がん生存率の向上・が
ん死亡率の減少・全てのがん患者及びその家族等の療養生活の質の向上を目指
す~
がんゲノム医療をはじめとした高度ながん医療の提供を推進するとともに、
患者本位のがん医療を展開することで、がん医療の質を向上させる。また、それ
ぞれのがんの特性に応じたがん医療の均てん化・集約化を進め、効率的かつ持続
可能ながん医療を提供することで、がん生存率を向上させ、がん死亡率を減少さ
せる。さらに、支持療法や緩和ケアが適切に提供される体制を整備することで、
全てのがん患者及びその家族等の療養生活の質を向上させる。
3. がんとともに尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築
~がんになっても自分らしく生きることのできる地域共生社会を実現するこ
とで、全てのがん患者及びその家族等の療養生活の質の向上を目指す~
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