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資料2 第4期がん対策推進基本計画(案) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29618.html
出典情報 がん対策推進協議会(第87回 12/7)《厚生労働省》
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の改正により受動喫煙防止を実施してきた。
成人喫煙率、未成年者の喫煙率、妊娠中の喫煙率及び望まない受動喫煙の機会
を有する者の割合についてはいずれも改善傾向にある3。一方で、成人喫煙率に
ついては令和元(2019)年で 16.7%であり、令和4(2022)年度までに 12%と
する目標達成には改善が不十分であった。
飲酒、身体活動、食生活等の生活習慣については、「健康日本 21(第二次)」
等で適切な生活習慣の普及・啓発等を行ってきた。「国民健康・栄養調査」によ
ると、平成 22(2010)年と比較し令和元(2019)年では、生活習慣病のリスク
を高める量を飲酒している者4の割合は、男性では横ばい、女性では増加してお
り5改善が必要である。また、運動習慣のある者6の割合は横ばい、食塩摂取量は
男性では減少、女性は減少していたが平成 27(2015)年以降は横ばい、野菜・
果物の摂取量については悪化しており7、これらについても更なる改善が必要で
ある。
(取り組むべき施策)
国及び地方公共団体は、生活習慣について、
「次期国民健康づくり運動プラン」
に沿った取組を引き続き推進する。

平成 29(2017)年(
( )内は平成 22(2010)年の数字)の厚生労働科学研究補助金に
よる研究班の調査によると、未成年の喫煙率は、中学1年生男子:0.5(1.6)%、中学1年
生女子:0.5%(0.9%)
、高校3年生男子:3.1(8.6)%、高校3年生女子:1.3(3.8)%と
なっている。また、令和元(2019)年(
( )内は平成 22(2010)年の数字)の厚生労働省
の調査によると、妊娠中に喫煙した者の割合は 2.3(5.0)%となっている。さらに、令和元
(2019)年の「国民健康・栄養調査」によると、受動喫煙の機会を有する者の割合は、行政
機関:4.1%(16.9%:平成 20(2008)年)、医療機関:2.9%(13.3%:平成 20(2008)
年)
、家庭:6.9%(10.7%:平成 22(2010)年)
、飲食店:29.6%(50.1%:平成 22(2010)
年)となっている。また、平成 30(2018)年度(( )内は平成 23(2011)年度の数字)
の「労働安全衛生調査(実態調査)」によると、受動喫煙防止対策(全面禁煙又は空間分煙)
を講じている職場の割合は、71.8(64)%となっている。
4 「生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者」とは、1日当たりの純アルコール摂
取量が男性 40g 以上、女性 20g 以上の者をいう。
5 令和元(2019)年(
( )内は平成 22(2010)年の数字)の「国民健康・栄養調査」によ
ると、生活習慣病のリスクを高める飲酒をしている者の割合は、男性で 14.9(15.3)%、女
性で 9.1(7.5)%となっている。
6 「運動習慣のある者」とは、30 分・週2回以上の運動を1年以上継続している者をいう。
7 令和元(2019)年(
( )内は平成 22 年の数字)の「国民健康・栄養調査」によると、運
動習慣のある者の割合は、20~64 歳男性で 23.5(26.3)%、20~64 歳女性で 16.9(22.9)%、
65 歳以上男性で 41.9(47.6)%、65 歳以上女性で 33.9(37.6)%、食塩摂取量は、20 歳
以上男性で 10.9(11.4)g、20 歳以上女性で 9.3(9.8)g、野菜の摂取量は 281(282)g、
果物の摂取不足の者の割合は 63.3(61.4)%となっている。
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