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資料2 第4期がん対策推進基本計画(案) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29618.html
出典情報 がん対策推進協議会(第87回 12/7)《厚生労働省》
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率に与えた影響については評価ができていない。
国は、精度管理の指標として「事業評価のためチェックリスト」を設定してお
り、当該チェックリスト等により実施状況を把握することとしている。チェック
リストに沿った検診を実施している市町村の割合は、令和2(2020)年度で 60%
~80%となっており、実施率は向上している。
職域におけるがん検診については、
「職域におけるがん検診に関するワーキン
ググループ」の報告書として、
「職域におけるがん検診に関するマニュアル」を
平成 30(2018)年3月に公表し、科学的根拠に基づくがん検診の普及啓発に取
り組んでいる。
(取り組むべき施策)
国は、レセプトやがん登録情報を活用したがん検診の精度管理について、技術
的支援等を行う。
精密検査受診率について、都道府県やがん種による差が大きくなっているこ
とから、国は、市町村における適切な精度管理の実施のため、精密検査受診率の
低い市町村の実態把握を行う仕組みについて検討するとともに、都道府県によ
る指導・助言等の取組を推進する。市町村は、都道府県による指導・助言等を踏
まえ、引き続き、指針に基づいたがん検診の実施及び精度管理の向上に取り組む。
国は、職域におけるがん検診の実態把握に係る方法を検討した上で、職域にお
けるがん検診の精度管理を推進するための取組について、保険者に対する技術
的支援や、産業保健総合支援センターを通じた事業場の産業保健スタッフに対
する周知等を含め検討する。
国及び都道府県は、精密検査受診率向上のため、要精密検査とされた受診者に
対する「精密検査を受けられる医療機関リスト」の提供等、職域を含めた、がん
検診の実施者による分かりやすい情報提供を推進する。

③ 科学的根拠に基づくがん検診の実施について
(現状・課題)
がん検診は、一定の集団を対象として、がんに罹患している疑いのある者や、
がんに罹患している者を早期に発見し、必要かつ適切な診療につなげることに
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