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資料 障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて~社会保障審議会 障害者部会 報告書~(案) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00058.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第131回 6/3)《厚生労働省》
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(グループホームにおける障害者が希望する地域生活の継続・実現)
<居住支援におけるこれからのグループホームが果たす役割>
○ 現在から 30 年程前の制度化当時は、グループホームは主に中軽度の障害者の支援を想
定してきた。
しかしながらその後、入所施設や病院からの地域移行が進むとともに、グループホー
ムの入居者自身の重度化・高齢化に対応した支援の必要性、さらに、親の高齢化等に対応
した親元からの自立のサポート等の必要性が年々高まってきている。


こうした中、グループホームは、住宅地等で地域との交流の機会が確保される立地に
あること、より家庭に近い居住環境であること等から、障害者の地域生活における重要
な選択肢の一つとなっている。

今後は、さらにこうした社会のニーズの変化に対応し、より重度の障害者を含め、安心
して継続的に住まうことができるようにする役割を担うとともに、地域移行や親元から
の自立をサポートし、障害者の希望する暮らしの実現を支援していく役割を担っていく
ことが期待されている。
こうしたグループホームの支援対象・役割の広がりに応じ、世話人などの職員配置及
び勤務体系の在り方を含め、それぞれの支援が適切になされうる基準等の在り方の議論
を深めていく必要がある。
<グループホームにおける安心できる地域生活の継続>
○ グループホームについては、障害者の地域における住まいの場として、地域で安心し
て生活を継続するための重要な役割を担っている。
引き続き、入所施設や病院からの地域移行を推進するとともに、親元からの自立の実
現や、障害者がライフステージやニーズに応じて継続的な支援を受けることができるよ
う、グループホームについて地域のニーズを踏まえた計画的な整備を推進していく必要
がある。


また、グループホームについて、近年、障害福祉サービスの実績や経験があまりない
事業者の参入が多く見受けられ、障害特性や障害程度を踏まえた支援が適切に提供され
ないといった支援の質の低下が懸念される。
グループホームを安心して利用することができるよう、グループホームの支援の質を

確保するため、継続的な外部からの評価、事業所指定、監査、災害時などの業務継続等に
おける方策について、障害福祉サービス全体における検討とあわせて検討する必要があ
る。


グループホームで地域生活を送っていく際には、居住や社会参加等の生活全般の組み
立てを支える相談支援専門員と日常生活を支えるグループホームのサービス管理責任者
等が、障害者本人の意思決定をサポートしつつ、医療(主治医や訪問看護等)と連携し、
あらかじめ本人の同意を得て日常的な健康状態などの必要な情報共有等を行っていくこ

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