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資料1-2-7診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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5)運動ニューロン疾患
6)若年性一側性上肢筋萎縮症(平山病)
7)特発性側弯症
IV.参考所見
1)空洞形成の急激な進行に先立って、脊髄の腫大と浮腫を伴う presyrinx state と称される状態がある。
2)既往に難産あるいは分娩時外傷がみられることがある。
3)一部に家族歴をみることがある。
4)時に進行停止例や自然緩解例がある。
5)外傷や癒着性くも膜炎などに続発する場合がある。
6)髄内腫瘍に伴うものは腫瘍嚢胞(Tumor cyst)とし、空洞とはしない。
V.診断のカテゴリー
A)症候による分類
1)症候性脊髄空洞症
上記 I、II-1)、III の全てを満たす脊髄空洞症
2)無症候性脊髄空洞症
検査で偶然に見つかった脊髄空洞症で、II-1)と III を満たすもの
B)成因による分類
1)キアリ(Chiari)奇形1型を伴う脊髄空洞症
2)キアリ(Chiari)奇形2型に伴う脊髄空洞症
a)開放性二分脊椎(脊髄髄膜瘤又は脊髄破裂)
b)潜在性二分脊椎(脊髄脂肪腫、緊張性終糸、割髄症、皮膚洞、髄膜瘤、
脊髄囊胞瘤などを含む。)
c)上記二分脊椎を伴わないもの
3)頭蓋頸椎移行部病変や脊椎において骨・脊髄の奇形を伴い、キアリ(Chiari)奇形を
欠く脊髄空洞症
4)癒着性くも膜炎に続発した脊髄空洞症
5)外傷に続発した脊髄空洞症
6)その他の続発性脊髄空洞症
7)上記のいずれにも該当しない特発性脊髄空洞症
4)5)6)を続発性脊髄空洞症とする。

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