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資料1-2-7診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
以下の3疾患と診断されたものを対象とする。
1.新生児乳児食物蛋白誘発胃腸炎 N-FPIES 診断治療指針
Step3で対象とする。
診断と治療の手順
以下の5つのステップに分かれている。
Step1.症状から本症を疑う
Step2.検査による他疾患との鑑別
Step3.治療乳へ変更し症状消失を確認
Step4.1か月ごとに体重増加の確認
Step5.確定診断及び離乳食開始のための負荷試験
Step1.症状から本症を疑う:新生児期、乳児期早期に哺乳開始後、不活発、腹部膨満、嘔吐、胆汁性嘔吐、
哺乳力低下、下痢、血便のいずれかの症状が見られた場合に疑う。
また、体重増加不良、活動性低下など非特異的な症状のみで、消化器症状が見られない場合も 10%以上
あり、注意が必要である。血便のみが見られ、全身状態が良好な群は Food-protein induced proctocolitis
という病名で呼ばれ、緊急性は低い。
Step2.検査による他疾患との鑑別:血液検査(血算、血液像、凝固能、血液生化学スクリーニング、血液ガ
ス、補体、CRP、総 IgE、牛乳特異的 IgE)、便粘液細胞診、便培養、寄生虫卵検査、画像診断、場合によっ
てはファイバースコープ、腸生検組織診を行い、以下の疾患を鑑別する。
壊死性腸炎
消化管閉鎖
細菌性腸炎
偽膜性腸炎
溶血性尿毒症症候群
寄生虫疾患
乳糖不耐症
新生児メレナ
メッケル憩室症
中腸軸捻転
腸重積
幽門狭窄症
ヒルシュスプルング病
クローン病
潰瘍性大腸炎

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