よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-7診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

好酸球性食道炎(EoE)については、食道のみに効果を与える局所ステロイド薬が効果を示すが、中止す
ると再発することが多い。
好酸球性胃腸炎(EGE)は、全身性のステロイド薬が使用されることが多い。しかし、根本的に炎症を寛
解させることが難しいため、長期にわたって使用せざるを得ないステロイド薬の副作用、つまり糖尿病、骨
粗鬆症、うつ状態などに苦しむことが多い。
5.予後
腸閉塞、腸破裂、腹膜炎、低蛋白血症、発達遅滞、ショック(循環不全)などがある。
○ 要件の判定に必要な事項
1.患者数
約 5,000 人(研究班による)
2.発病の機構
不明(好酸球の活性化に関与するサイトカインの影響が示唆されている。)
3.効果的な治療方法
未確立(根本的治療法なし。)
4.長期の療養
必要(食道や胃腸の正常な機能が障害、慢性炎症が持続。)
5.診断基準
あり(研究班の診断基準等)
6.重症度分類
中等症以上を対象とする。
○ 情報提供元
「消化管を主座とする乳児~成人の好酸球性炎症症候群の診断治療法開発、疫学、病態解明に関する 消

化管疾患、良質な医療の確保を目指す診療提供体制構築のための研究」
研究代表者 国立成育医療研究センター 免疫アレルギー研究部および好酸球性消化管疾患研究室、アレ
ルギー科アレルギーセンター
上級研究員室長 野村 伊知郎

- 2-