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資料3 留意事項(がん以外) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_69230.html
出典情報 治療と仕事の両立支援指針作成検討会(第3回 1/23)《厚生労働省》
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<主な肝疾患の治療法>
肝疾患共通

・食事療法・運動療法による、生活習慣の改善が治療の基本となる。
・肥満に対しては標準体重を目標として、食事療法と運動療法で減量するように努める。

肝炎ウイルスによる
肝疾患に対する治療

・原因となるウイルスに対して、注射薬や飲み薬による治療を行う。
・治療終了後も肝がん等の発生がないかを確認するため、定期的な経過観察のための通院
が必要である。
・注射によるインターフェロン治療の場合は週に1回、半年~1年間の通院が必要になった
り、入院したりする場合がある。
・B型肝炎では飲み薬を生涯にわたって服用する治療が一般的であるが、注射によるイン
ターフェロン治療を行ったりする場合がある。
・C型肝炎では、近年、飲み薬のみのインターフェロンフリー治療が主流化しており、3
か月~半年の治療が多い。

自己免疫性肝疾患に
対する治療

・免疫異常に対して、飲み薬による治療を行う場合がある。

肝がんに対する治療

・肝切除(がんとその周囲の肝臓の組織を手術によって取り除く治療)や、体の外から針
を刺してがんを焼灼するラジオ波焼灼療法、カテーテルを用いて肝臓がんを養う動脈か
ら抗がん剤を注入したり、動脈を人工的にふさいでがんの成長を止める治療(肝動脈化
学塞栓療法)、抗がん剤の内服による治療、肝移植などがある。
・抗がん剤の内服は通院しながら行えるが、他の治療法は入院が必要である。
・ラジオ波焼灼療法は比較的身体への負担が小さく、手術に比べて短期間で社会復帰でき
る場合が多いが、その他の治療法では入院期間が長期になることもある。

※参考:日本肝臓学会発行「肝臓病の理解のために」、肝炎情報センター掲載情報、がん情報サービスから作成

2

両立支援に当たっての留意事項

(1)肝疾患の特徴を踏まえた対応



一般的な対応
肝疾患は、病気があまり進行しておらず、症状が出ていない段階であっても、通院による治療や経過観察が必
要である。治療を中断すると病気や症状が急激に悪化する場合があるため、労働者から通院等への配慮の申出
があれば、事業者は、海外出張や不規則な勤務を避ける等、必要な配慮を検討し、対応することが望ましい。



飲み薬による治療では、薬を飲むタイミングが一定でないこと(食事と食事のあいだ、空腹時など)もあるた
め留意する。



注射によるインターフェロン治療では、一時的に副作用が現われることがあるため、体調等への配慮の申出が
あれば、柔軟に対応することが望ましい。



一般に、過度な安静は不要であり、適度な運動を行うことで体力の維持、肝臓への脂肪沈着の予防などの効果
が見込まれることにも留意する。



治療終了後も、肝がん等への進行がないかを確認するため、定期的な経過観察のための通院が必要となる場合
もある。事業者は労働者からの通院に関する申出があれば、配慮することが望ましい。

8

治療と就業の両立支援 肝疾患に関する留意事項