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資料3 留意事項(がん以外) (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_69230.html
出典情報 治療と仕事の両立支援指針作成検討会(第3回 1/23)《厚生労働省》
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<図2 糖尿病と合併症>

時間経過
血糖の状態

正常領域

境界領域

糖尿病領域
重症化のリスク要因

発症のリスク要因

脂質異常・高血圧・喫煙等(糖尿病や合併症の発症・重症化のリスク要因)
合併症のリスク要因

脳卒中や心筋梗塞

・糖尿病の合併症は数年~十数年の単位で進行
・適切な治療により重症化や合併症
の発症を防ぐことが可能

腎不全・透析

※令和元年度治療と職業生活の両立支援対策事業 糖尿病作業部会において作成

適切な治療や定期的な通院が継続されていれば、糖尿病を抱えていても、通常と変わりなく生活や就労の継
続が可能である。
一方、就労世代(20~59歳)の「糖尿病が強く疑われる人」のうち、治療を受けていない者3 は30.2%にのぼる
4
。治療を開始しなかったり、治療を中断したりすると、糖尿病の重症化や合併症を招く。これら
(令和元年)

を予防するためにも、定期的な通院による経過観察や治療を継続することが重要である。
受診中断の背景には様々な理由があるが、仕事が忙しいといった理由が上位に挙げられている5。事業者は、
労働者の健康と安全の確保の観点から、労働者の状況に応じて、適切な治療が行われるよう支援するとともに、
労働者自身による生活習慣の見直しを支援することが望まれる。労働者自身においても、主治医の指示に基づ
いて治療を継続し、生活習慣を適正化する等の取組が重要である。

(3)糖尿病の治療
糖尿病は、病気の種類や進行度に応じた治療が行われる。
治療により血糖値が正常となった場合でも、重症化や合併症の予防のために定期的な通院や治療が生涯にわ
たって必要となる場合が多い。
食事療法や運動療法は糖尿病の重症化予防のためにも重要である。過度の運動制限や安静は病気を悪化させ
る場合がある。
薬物療法として、飲み薬や注射薬による治療がある。薬の種類は一人ひとりの状態に応じて決められ、その
タイミングも様々である。
いずれの治療の場合も、定期的な通院が必要となる。通院頻度は一般に1~2か月に1回程度であるが、状
態が落ち着いている場合は3か月に1回程度の場合もある。ただし、病気の状態や治療内容によって異なるた
め、個別に確認が必要である。

「治療を受けていない者」は、国民健康・栄養調査において、身体状況調査票の問診「現在糖尿病の治療の有無(通院による定期的な検査や生活習慣の改善指導を含む)
」に「無」と回答し
た者を示す。
4
令和元年国民健康・栄養調査
5
糖尿病受診中断対策包括ガイド(厚生労働科学研究「患者データベースに基づく糖尿病の新規合併症マーカーの探索と均てん化に関する研究-合併症と受診中断抑止の視点から」2019年 )
3

治療と就業の両立支援 糖尿病に関する留意事項

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