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資料3 留意事項(がん以外) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_69230.html
出典情報 治療と仕事の両立支援指針作成検討会(第3回 1/23)《厚生労働省》
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治療と就業の両立支援

肝疾患に関する留意事項
以下は、肝疾患に罹患した労働者に対して治療と仕事の両立支援を行うに当たって、ガイドラインの内容に加え
て、特に留意すべき事項をまとめたものである。

1 肝疾患に関する基礎情報
(1)肝疾患の発生状況

肝臓は、身体に必要な様々な物質をつくり、不要になったり、有害であったりする物質を解毒、排泄するな

ど、生きていくために必須の臓器である。
肝臓は再生する能力が高く、病気がある程度進行しないと自覚症状が現れないため、「沈黙の臓器」と呼ばれ
ている。そのため、症状が出るころには、肝硬変など病気が進行した状態となっている場合がある(図 1 )。
肝臓の機能は、一般定期健康診断等で行う血液検査において正常かどうかが分かる。検査項目のうちAST
(GOT)やALT(GPT)は肝臓の細胞が壊れると上昇し、γ-GTPは飲酒や肥満で上昇することから、これらを
測定することは肝疾患の早期発見につながる。
肝疾患は長期間にわたると肝がんを併発する頻度が高く、その原因や進展度に応じた間隔で、腹部超音波な
どの画像検査とがん発見のための血液検査を実施する必要がある。

<図1 肝疾患の経過>
肝炎ウイルス

正常肝

肥満
アルコール過剰摂取
糖尿病など

慢性肝炎

肝硬変

肝臓で炎症が
持続的に
生じている状
態であり、肝
機能が低下

肝臓が
固くなった
状態(肝臓が線
維化)であり、
肝機能が
さらに低下

肝がん

※イラスト出典:肝炎情報センター

肝疾患の主な原因としては、肝炎ウイルスの感染(ウイルス性肝炎)と、肥満、糖尿病、飲酒などによる肝臓
への脂肪蓄積(脂肪性肝疾患)が多いが、免疫の異常による場合(自己免疫性疾患)もある。
これらの疾患等により、就労世代の15.8%が肝機能検査において異常を認めている1。

1

労働安全衛生法に基づく一般定期健康診断において、肝機能検査に有所見のあった者の割合(有所見率)
。令和4年定期健康診断結果調

6

治療と就業の両立支援 肝疾患に関する留意事項