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資料1 介護保険制度の見直しに関する意見(案) (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67901.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第133回 12/25)《厚生労働省》
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平成 18 年度に約 7.7%だった実質負担率は、その後、制度改正等の影響によって増
減しているが、令和3年度から令和5年度まで約 7.6%で横ばいとなっている。

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また、2割負担を導入した第6期介護保険事業計画期間(平成 27~29 年度)の全国

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平均の1号保険料は 5,514 円だったところ、直近の第9期介護保険事業計画期間(令和

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6~8年度)の全国平均の1号保険料は、6,225 円となっている。また、2号保険料の

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一人当たり平均月額は、平成 27 年度に 5,081 円だったところ、令和7年度には 6,202

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円(見込み)となっている。

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令和5年介護保険制度改正における本部会の「介護保険制度の見直しに関する意見」

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では、見直しに慎重な立場・積極的な立場、また、負担能力等に関する意見が出され、

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「現役並み所得」の判断基準については、医療保険制度との整合性や利用者への影響等

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を踏まえつつ、引き続き検討を行うことが適当であるとされた。

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さらに「一定以上所得」の判断基準については、令和5年にも本部会において議論さ

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れ、同年 12 月 22 日の厚生労働大臣・財務大臣折衝において、第 10 期介護保険事業計

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画期間の開始(2027 年度~)の前までに結論を得る、とされたことが本部会に報告さ

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れた。

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こうした経緯を踏まえ、「一定以上所得」

「現役並み所得」の判断基準について、消

費支出や預貯金等のデータも踏まえつつ議論を行った。

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【①所得基準について】


まず、「一定以上所得」の判断基準の議論の対象となる世帯層の状況を整理すると、

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要介護者のいる 75 歳以上の単身世帯及び夫婦世帯(世帯主が 75 歳以上で配偶者も 65

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歳以上)の消費支出について、消費と収入の分布を見ると、収入水準と消費の差は様々

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であるものの、収入に応じて高くなる傾向はあることが見受けられた。

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また、これらの家庭の貯蓄額の水準を見ると、その水準は様々だが、 貯蓄額の分布

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の水準は収入階級に応じて高くなっている傾向にあり、現在の2割負担の対象外の世

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帯でも、一定の預貯金を有する世帯があった。要介護世帯を含めた高齢者世帯の貯蓄水

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準は、第2号被保険者である 40 代~50 代が世帯主である世帯と比較して高かった。

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なお、年金受給者の年金額と預貯金の関係を見ても、概ね年金額に応じて世帯の預貯

金の額が大きくなる傾向がみられる。

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また、直近の高齢者世帯の預貯金の状況を見ると、平均貯蓄額は一部の世帯類型で

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2024 年には減少しているが、2割負担を導入した 2015 年と比較して預貯金の額の水準
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