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【資料1】議論の整理(案) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67486.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第208回 12/18)《厚生労働省》
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○ このような人口構造の変化及び人口減少による医療需要の変化への対応
や人材の確保、現役世代の保険料負担の抑制努力の必要性を踏まえた対応
は、物価や賃金の上昇など、日本経済が新たなステージに移行しつつある
ことを踏まえて行われることが必要である。
○ 制度の見直しにあたっては、負担能力に応じた負担を通じた所得再分配
機能の強化、予防・健康づくりのさらなる後押し、セーフティネット機能
の確保、医療 DX の推進など医療提供の効率化、社会保険の原理・原則を含
め制度をわかりやすく説明していくこと等により、幅広い世代の制度への
納得感と制度の持続可能性を高めていくことが必要である。
〇 これらを踏まえ、医療保険部会においては、以下の4つの視点を踏まえ
ての議論を進めてきた。
1.世代内、世代間の公平をより確保し全世代型社会保障の構築を一層進
める視点
2.高度な医療を取り入れつつセーフティネット機能を確保し命を守る仕
組みを持続可能とする視点
3.現役世代からの予防・健康づくりや出産等の次世代支援を進める視点
4.患者にとって必要な医療を提供しつつ、より効率的な給付とする視点
○ 今般の医療保険制度の改革においては、こうした視点を踏まえ、持続可
能な医療保険制度を構築するため、
・ 「世代内、世代間の公平の確保」の視点から、OTC 類似薬を含む薬剤自
己負担の見直し、医療保険における金融所得の勘案、長期収載品の選定
療養の見直し
・ 「セーフティネット機能の確保」の視点を踏まえた高額療養費の見直

・ 「現役世代及び次世代の支援強化」の視点から、標準的な出産費用の
無償化に向けた制度の創設、国民健康保険制度における子育て世代への
支援拡充
・ 「必要な医療の提供と効率的な給付の推進」の視点から、OTC 類似薬を
含む薬剤自己負担の見直し、長期収載品の選定療養の見直し、入院時の
食費・光熱水費の引上げ、医療機関の業務効率化・職場環境改善の推進
等を総合的なパッケージとして改革を進める必要がある。また、「世代内、
世代間の公平の確保」の視点から、高齢者の窓口負担割合の在り方につい
ても議論を行ったところであり、今後、政府・与党において、更に議論が深
められることを期待する。

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