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資料 在宅医療の提供体制の整備に関する検討等について (51 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66015.html
出典情報 在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループ(令和7年第3回 11/19)《厚生労働省》
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千葉県柏市への支援事例
地域の課題と、課題に対する取組方針

② 多職種による意見交換

① 訪問看護ステーション、介護サービス事業者は、各事業所におけるBCP策定に
向けて動いているが、現時点では、BCP策定が義務化されていない在宅療養支
援診療所等の医療機関については、自施設のBCP策定に向けた気運があまり高
まっていない。
② 柏市医師会の災害医療対応マニュアルにおいて、災害時の医療救護体制や在宅
患者への対応を示しているが、多職種と共有できていない。

【内容】
・顔の見える関係会議(圏域会議)のためのファシリテーター会議
圏域会議のテーマとなる、災害発生時に想定される課題抽出及び優先的に取り組む
課題を検討
・顔の見える関係会議(圏域会議)

※4エリアで実施

在宅療養者や支援者の効率的な安否確認や情報共有のあり方ついて意見交換
【課題に対する取組方針】
➢ 在宅医療に係る医療機関や事務所における自施設のBCP策定及び類似機関におけ
るBCP・地域におけるBCPの検討・策定に向けた意識の醸成
➢ 在宅医療の災害時における課題を整理、関係者と共有し、対応策について具体的
な検討を進めるための体制構築、次年度以降の取組のロードマップ作成(BCPの
作成に向けた基盤整備)

取組内容

【参加職種】
医師、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士、管理栄養士、MSW、介護支援専門員、
介護職、施設相談員、行政職員(救急救命士、防災部署職員)
【参画機関】
柏市医師会(座長)と地域包括支援センターが中心となり運営

③ BCP策定に向けたコアメンバー会議の実施

① 類似機関におけるBCP・地域におけるBCPをテーマとした研修会を実施
【内容】
アドバイザーによる講演、訪問看護ステーションにおけるBCP策定、シミュレー
ション訓練の取組に関する事例発表

【内容】
第1回コアメンバー会議(趣旨説明・顔合わせ及び意見交換)
第2回コアメンバー会議(地域におけるBCPとして取り組むテーマ、取組内容、協議体制
の検討)

【参加者】
当日:129名(アーカイブ配信視聴回数:314回)
【参画機関】
柏市医師会、柏市
(周知協力団体)
柏歯科医師会、柏市薬剤師会、柏市訪問看護ステーション連絡会
柏市介護支援支援専門員協議会、柏市介護サービス事業者協議会
柏市在宅リハビリテーション連絡会、認定栄養ケア・ステーション柏市連絡協議会

考察

【参画機関】
柏市医師会、柏市訪問看護ステーション連絡会、柏市介護支援専門員協議会
柏市介護サービス事業者協議会

✓ 在宅医療・介護多職種連携推進の取組である「顔の見える会議」を活用したことで、幅広い医療・介護関係者の参加に繋がり、エリア別の特徴を踏まえた活発な意見交換
を行うことができた。
✓ 危機管理部門や救急科の職員も参加したことで、庁内関係部署とも、医療・介護の多職種が認識している災害時の在宅医療における課題を共有した。
出典)令和5年度 在宅医療の災害時における医療提供体制強化支援事業 連携型BCP・地域BCP策定に関するモデル地域事業 意見交換会 配付資料

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