奈良県生駒市への支援事例
地域の課題と課題に対する取組方針
① 医療機関、訪問看護ステーション、介護事業所等各事業所のBCP策定状況につ
いて十分な共有ができていない。
② 令和４年度に介護事業所を対象としたBCP策定研修を実施しているが、医療機
関対象のBCP策定研修は実施できておらず、BCP策定スキルに事業者間で差異
が生じている。
③ 新型コロナ対応では、大規模事業所や法人で対応することができたが、当初は、
事業所・行政ともに即時対応ができなかった。
④ 協議体があったが、新型コロナ対応により中断し、十分に活用することができ
なかった。
⑤ 行政側の福祉・医療部門においてBCPの作成がされているが、十分な活用が出
来なかった。
【課題に対する取組方針】
➢ 災害対応に関する現在の状況について、市内医療介護事業所間、行政においての
情報共有が必要
➢ 情報収集及び課題抽出が必要なため、グループワークを中心とした取組を開始

取組内容

参画機関
■生駒市医療介護推進ネットワーク協議会 ■行政（県）
• 生駒市医師会
• 福祉医療部医療政策局 地域医療連携課
• 生駒地区医師会
• 郡山保健所
健康推進課
• 生駒市内病院
• 生駒市歯科医師会
• 生駒地区薬剤師会
■行政（市）
• 訪問看護ステーション
• 総務部
防災安全課
• 地域包括支援センター
• 福祉健康部
福祉政策課
• 居宅介護支援事業所
地域包括ケア推進課
• 訪問介護事業所
介護保険課
• 通所介護事業所
地域医療課
• 介護老人福祉施設
• 介護老人保健施設
• 小規模多機能型居宅介護施設

② 災害対応に関する課題整理及び対応策検討のため、全３回の全体講義と職種別
グループワークを実施

① 類似機関におけるBCP・地域におけるBCPに対する共通理解を深めるために
３回の講義を実施

考察

出典）令和５年度 在宅医療の災害時における医療提供体制強化支援事業
連携型BCP・地域BCP策定に関するモデル地域事業 意見交換会 配付資料

✓ 多職種参加の研修で、平時からの備えや顔の見える連携の必要性を感じてもらう
ことができた。
✓ 医療・介護・福祉・防災部門と、行政から部を越えた参加があり、府庁連携の強
化ができた。
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