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総-1外来(その3) (43 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65672.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第625回 11/7)《厚生労働省》 |
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令和7年9月11日
第4回地域医療構想及び医療計画等に関する検討会
皮膚科領域における現状、課題、方向性
資料1
日本皮膚科学会 提供資料
ニーズ等
・ 日本臨床皮膚科医会及び日本看護協会が実施した調査によると、訪問看護を利用する566名の在宅療養者のうち、何らかの皮膚疾
患を有していたのは399名(70.5%)であり、代表的な疾患は皮膚真菌症222名(33.6%)、湿疹・皮膚炎群208名(31.5%)、褥瘡
48名(7.3%)、爪のトラブル43名(7.3%)等がみられた。また、皮膚疾患が未治療であったのは114(28.1%)で、理由としては
本人・家族が希望しない場合の他、「近くに往診する皮膚科医がいない」「皮膚科は往診しないと思っていた」等があった。
取組事例
・ 一般的なビデオ通話システム及びWebカメラを利用した
皮膚疾患をもつ患者の遠隔での診断について、皮膚科専門
医は他のグループ(内科専門医、皮膚科専攻医)と比較し
て診断精度が高かった。【D to P】
・ 岩手医科大学、新潟大学、和歌山県立医科大学、島根大学、長
崎大学では、遠隔地の地域医療機関と連携し、皮膚疾患に関する
遠隔診療を支援。遠隔医療の中でも、専門医の診療を必要とする
皮膚疾患の占める割合が多かった。【D to D、D to P】
<皮膚科の遠隔医療で
<和歌山県立医大の取組>
<岩手医大と地域の連携>
必要な設備>
岩手医科大学
皮膚科
光学顕微鏡
テレビ会議装置
陸前高田診療所
(現在閉鎖)
111Km
参考:新潟大学の報告
陸前高田病院
局所観察用カメラ、
ダーモスコープ
参考:岩手医大及び和歌山県立医大の取組
課題や今後の方向性
・ 前述の在宅医療の場面をはじめとして、さまざまな地域における皮膚科医療へのニーズは十分に存在しているものの、往診を含
む地域医療機関における皮膚科診療の提供には、患者および皮膚科医それぞれのアクセス不良など様々な課題も示唆されている。
・ 在宅医療のほか、外来・入院中の患者を含め、オンライン診療の活用により、皮膚科の専門的医療へのアクセスを改善し、皮膚
科専門医のリソースを効率的に活用することは有益。そのためには、皮膚科診療を支援するためのインフラ(遠隔対応検査機器、
高解像度対応オンライン診療システム)、診療補助に当たる看護師の研修、ニーズがある患者・医療機関と皮膚科医療のマッチン
グ等も重要。
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第4回地域医療構想及び医療計画等に関する検討会
皮膚科領域における現状、課題、方向性
資料1
日本皮膚科学会 提供資料
ニーズ等
・ 日本臨床皮膚科医会及び日本看護協会が実施した調査によると、訪問看護を利用する566名の在宅療養者のうち、何らかの皮膚疾
患を有していたのは399名(70.5%)であり、代表的な疾患は皮膚真菌症222名(33.6%)、湿疹・皮膚炎群208名(31.5%)、褥瘡
48名(7.3%)、爪のトラブル43名(7.3%)等がみられた。また、皮膚疾患が未治療であったのは114(28.1%)で、理由としては
本人・家族が希望しない場合の他、「近くに往診する皮膚科医がいない」「皮膚科は往診しないと思っていた」等があった。
取組事例
・ 一般的なビデオ通話システム及びWebカメラを利用した
皮膚疾患をもつ患者の遠隔での診断について、皮膚科専門
医は他のグループ(内科専門医、皮膚科専攻医)と比較し
て診断精度が高かった。【D to P】
・ 岩手医科大学、新潟大学、和歌山県立医科大学、島根大学、長
崎大学では、遠隔地の地域医療機関と連携し、皮膚疾患に関する
遠隔診療を支援。遠隔医療の中でも、専門医の診療を必要とする
皮膚疾患の占める割合が多かった。【D to D、D to P】
<皮膚科の遠隔医療で
<和歌山県立医大の取組>
<岩手医大と地域の連携>
必要な設備>
岩手医科大学
皮膚科
光学顕微鏡
テレビ会議装置
陸前高田診療所
(現在閉鎖)
111Km
参考:新潟大学の報告
陸前高田病院
局所観察用カメラ、
ダーモスコープ
参考:岩手医大及び和歌山県立医大の取組
課題や今後の方向性
・ 前述の在宅医療の場面をはじめとして、さまざまな地域における皮膚科医療へのニーズは十分に存在しているものの、往診を含
む地域医療機関における皮膚科診療の提供には、患者および皮膚科医それぞれのアクセス不良など様々な課題も示唆されている。
・ 在宅医療のほか、外来・入院中の患者を含め、オンライン診療の活用により、皮膚科の専門的医療へのアクセスを改善し、皮膚
科専門医のリソースを効率的に活用することは有益。そのためには、皮膚科診療を支援するためのインフラ(遠隔対応検査機器、
高解像度対応オンライン診療システム)、診療補助に当たる看護師の研修、ニーズがある患者・医療機関と皮膚科医療のマッチン
グ等も重要。
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