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参考資料4 新人看護職員研修ガイドライン【改訂版】 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63500.html |
出典情報 | 医道審議会 看護師特定行為・研修部会 看護師の特定行為研修制度見直しに係るワーキンググループ(第1回 9/17)《厚生労働省》 |
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表1
新人看護職員を支える組織体制の例
名
称
プリセプターシップ
チューターシップ
(エルダー制)
メンターシップ
チーム支援型
定
義
適
新人看護職員1人に対して決められ
た経験のある先輩看護職員(プリセプタ
ー)がマンツーマン(同じ勤務を一緒に
行う)で、ある一定期間新人研修を担当
する方法。この方法の理念は、新人のペ
ースに合わせて(self-paced)
、新人自
らが主体に学習する(self-directed)
よう、プリセプターが関わることであ
る。
各新人看護職員に決まった相談相手
(チューター)を配置し、仕事の仕方、
学習方法、悩みごとなどの精神面、生活
など広範囲にわたり相談や支援を行う。
メンターは、新人看護職員を援助し、
味方となり、指導し、助言し、相談にの
る役割である。通常、直接的な実地指導
者として関わることはなく、支援者的役
割を果たす。
特定の指導係を置くのではなく、チー
ムで新人看護職員を教育・支援する方法
用
新人看護職員が臨床現場に出てすぐなど、
ごく初期の段階で用いるのが効果的である。
プリセプターは自分の担当する患者の看護ケ
アを、担当の新人看護職員(プリセプティー)
とともに提供しながら、仕事を通してアセス
メント、看護技術、対人関係、医療や看護サ
ービスを提供する仕組み、看護職としての自
己管理、就業諸規則など、広範囲にわたって
手本を示す。
決められた相談相手がいることは新人看護
職員にとって心強いとの評価であり、新人看
護職員研修期間を通じてチューターを配置す
ることが望ましい。この方法では、日々の業
務における実践的指導ができないため、新人
と先輩がペアで患者を受け持つ方法とを組み
合わせることが多い。
メンターは中長期的なキャリア支援、動機
付け、よき理解者として関わりながら、人間
的な成長を支援する役割であるので、新人看
護職員研修後期以降の支援者としてふさわし
い。
新人看護職員1人に1人の指導者をつけ
ず、チームに参画しながら新人を教育・支援
する。チーム内でそれぞれのメンバーが得意
分野を指導するように役割の分担がなされて
いる。
4)新人看護職員が少ない施設や小規模病院等における外部組織の活用
施設の規模や特性、新人看護職員数によって、新人看護職員研修、実地指導者研修、教
育担当者研修は、各医療機関単独で完結した研修ができないことがあるため、他医療機関
や研修・教育機関などの外部組織を活用したり、複数医療機関が共同で研修を行うことが
実情に即していると考えられる。
なおその際も、自施設における研修計画を立て、その中で外部組織を活用した研修の位
置づけを明確にしておくことは重要である。
① 他医療機関の活用
小規模ないし単科病院においては、新人看護職員としての到達目標に記載されている
項目のすべてを体験することが難しい場合がある。そのような場合は、近隣の施設で行
っている研修に参加するなどの工夫をする。このような施設間において、研修ができる
ようにするためには、総合的な研修を実施している施設の院内研修を公開することが求
められる。また、地域単位でこのような連携が図れるよう都道府県が調整を行うことも
求められる。
また、実地指導者、教育担当者研修は、1 施設では受講者が少数であることが想定さ
れることから、一定規模の病院が共同で開催するなど施設間の連携がより必要となる。
② 研修・教育機関の活用
新人看護職員が少ない施設においては、新人看護職員研修のうち、集合研修が可能な
研修内容について専門職能団体等が行う研修を自施設の新人看護職員研修に組み込ん
で行うことも考えられる。例えば、医療安全、感染管理、救急蘇生などの研修について、
他の機関の研修を活用することが有効である。
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新人看護職員を支える組織体制の例
名
称
プリセプターシップ
チューターシップ
(エルダー制)
メンターシップ
チーム支援型
定
義
適
新人看護職員1人に対して決められ
た経験のある先輩看護職員(プリセプタ
ー)がマンツーマン(同じ勤務を一緒に
行う)で、ある一定期間新人研修を担当
する方法。この方法の理念は、新人のペ
ースに合わせて(self-paced)
、新人自
らが主体に学習する(self-directed)
よう、プリセプターが関わることであ
る。
各新人看護職員に決まった相談相手
(チューター)を配置し、仕事の仕方、
学習方法、悩みごとなどの精神面、生活
など広範囲にわたり相談や支援を行う。
メンターは、新人看護職員を援助し、
味方となり、指導し、助言し、相談にの
る役割である。通常、直接的な実地指導
者として関わることはなく、支援者的役
割を果たす。
特定の指導係を置くのではなく、チー
ムで新人看護職員を教育・支援する方法
用
新人看護職員が臨床現場に出てすぐなど、
ごく初期の段階で用いるのが効果的である。
プリセプターは自分の担当する患者の看護ケ
アを、担当の新人看護職員(プリセプティー)
とともに提供しながら、仕事を通してアセス
メント、看護技術、対人関係、医療や看護サ
ービスを提供する仕組み、看護職としての自
己管理、就業諸規則など、広範囲にわたって
手本を示す。
決められた相談相手がいることは新人看護
職員にとって心強いとの評価であり、新人看
護職員研修期間を通じてチューターを配置す
ることが望ましい。この方法では、日々の業
務における実践的指導ができないため、新人
と先輩がペアで患者を受け持つ方法とを組み
合わせることが多い。
メンターは中長期的なキャリア支援、動機
付け、よき理解者として関わりながら、人間
的な成長を支援する役割であるので、新人看
護職員研修後期以降の支援者としてふさわし
い。
新人看護職員1人に1人の指導者をつけ
ず、チームに参画しながら新人を教育・支援
する。チーム内でそれぞれのメンバーが得意
分野を指導するように役割の分担がなされて
いる。
4)新人看護職員が少ない施設や小規模病院等における外部組織の活用
施設の規模や特性、新人看護職員数によって、新人看護職員研修、実地指導者研修、教
育担当者研修は、各医療機関単独で完結した研修ができないことがあるため、他医療機関
や研修・教育機関などの外部組織を活用したり、複数医療機関が共同で研修を行うことが
実情に即していると考えられる。
なおその際も、自施設における研修計画を立て、その中で外部組織を活用した研修の位
置づけを明確にしておくことは重要である。
① 他医療機関の活用
小規模ないし単科病院においては、新人看護職員としての到達目標に記載されている
項目のすべてを体験することが難しい場合がある。そのような場合は、近隣の施設で行
っている研修に参加するなどの工夫をする。このような施設間において、研修ができる
ようにするためには、総合的な研修を実施している施設の院内研修を公開することが求
められる。また、地域単位でこのような連携が図れるよう都道府県が調整を行うことも
求められる。
また、実地指導者、教育担当者研修は、1 施設では受講者が少数であることが想定さ
れることから、一定規模の病院が共同で開催するなど施設間の連携がより必要となる。
② 研修・教育機関の活用
新人看護職員が少ない施設においては、新人看護職員研修のうち、集合研修が可能な
研修内容について専門職能団体等が行う研修を自施設の新人看護職員研修に組み込ん
で行うことも考えられる。例えば、医療安全、感染管理、救急蘇生などの研修について、
他の機関の研修を活用することが有効である。
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