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参考資料4 新人看護職員研修ガイドライン【改訂版】 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63500.html |
出典情報 | 医道審議会 看護師特定行為・研修部会 看護師の特定行為研修制度見直しに係るワーキンググループ(第1回 9/17)《厚生労働省》 |
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【例2】
① 項目の設定例
A病院
B病院
C病院
活動休息援助技術
活動休息援助技術
活動休息援助技術
①歩行介助・移動の介助・
移送
②体位変換
③体動、移動に注意が必
要な患者への援助
①歩行介助・移動の介助・
移送
②体位変換
③関節可動域訓練・廃用
性症候群予防
④入眠・睡眠への援助
⑤体動、移動に注意が必
要な患者への援助
①歩行介助
②車椅子による移送
③ストレッチャーの移送
④体位変換
⑤関節可動域訓練・廃用
性症候群予防
⑥入眠・睡眠への援助
⑦体動、移動に注意が必
要な患者への援助
⑧プレイルームでの遊び
の援助
活動休息援助技術の到達目標における項目
の設定を行う場合を例として手順を示す。
到達目標の一覧を参考に自施設の特性を踏
まえて設定する。一年以内に経験し修得を
目指す項目に限って設定する場合(A 病院)、
到達目標のすべての項目を設定する場合(B
病院)
、さらに独自の項目を追加して設定す
る場合(C 病院)などが考えられる。
② 詳細さの設定例: 「車椅子による移送」
パターンⅠ
パターンⅡ
パターンⅢ
車椅子による移送
車椅子による移送
車椅子による移送
1.
車椅子の準備ができる
2.
ボディメカニクスの原理・原則
を述べることができる
3.
患者の状況や状態に応じた
移乗ができる
4.
羞恥心に配慮した対応がで
きる
5.
危険の回避が出来、安全に
対する留意事項がわかる
①で設定した項目ごとに詳細さを設定す
る。各項目をそのまま設定する場合(パタ
ーンⅠ)
、やや詳細に設定する場合(パター
ンⅡ)、手順に沿って詳細に設定する場合
(パターンⅢ)などが考えられる。
1. 車椅子の構造や使用方法を述べるこ
とができる
2 . 患者の状況に応じた必要物品が準
備出来る(酸素ボンベ・点滴スタンド・
廃液バックカバーなど)
3. ボディメカニクスの原理・原則を述べる
ことができる
4. 患者に車椅子移乗と行き先を説明で
きる
5. 患者の身支度を整えることができる
6. 羞恥心に配慮した対応ができる
7. 車椅子や必要物品の準備ができる
(車椅子を20~30度の角度で置き、
フットレストを上げ、ブレーキをかける
8. 患者の状態やルート類などに注意し
て移乗できる
9. 移乗後、患者の状態を観察し、点滴
ルート、酸素などの確認行動ができる
10.患者へ声かけを行いながら、移送介助
ができる
11.段差や傾斜時の対応ができる
12.移送介助後の患者の観察ができる
③ 難易度の設定例: 「車椅子による移送」
タイプⅠ
タイプⅡ
タイプⅢ
状態が安定している患者
状態に変化のある患者
重症度が中等度の患者
重症・急変の恐れのある
患者
■18歳 女性 貧血
安静度:院内フリー
■筋力低下でふらつき
あり
■左片麻痺がある患者
■脳神経外科の手術後で
循環動態の変化が
大きい患者
■下肢に強度の浮腫が
あり、皮膚が脆弱
■大腿部頚部骨折で
体重が100キロ
■起立性低血圧で転倒歴
あり
■複数の点滴ラインあり、
シリンジポンプ使用、
酸素投与中
設定した項目の到達状況を判定するときの
基準となる難易度を設定する。項目によって
難易度に影響する事項は異なるが、ここでは
患者の状態による難易度の例を示す。
難易度
④ 到達時期の設定例: 「車椅子による移送」
○病院
△病院
いつまでにその項目を到達するかの到達
時期を設定する。
・重症患者の移送が
安全にできる
・筋力低下や麻痺のある患者の移送が
できる
・ボディメカニクスの原理・原則を述べることができる
・患者の状況や状態に応じた、移送ができる(軽症の患者)
・羞恥心に配慮した対応ができる
・危険の回避が出来、安全に対する留意事項がわかる
・車椅子の準備ができる
・基本的な移送の手順ができる
期間
基礎教育
新人1か月
3か月
6か月
1年
11
① 項目の設定例
A病院
B病院
C病院
活動休息援助技術
活動休息援助技術
活動休息援助技術
①歩行介助・移動の介助・
移送
②体位変換
③体動、移動に注意が必
要な患者への援助
①歩行介助・移動の介助・
移送
②体位変換
③関節可動域訓練・廃用
性症候群予防
④入眠・睡眠への援助
⑤体動、移動に注意が必
要な患者への援助
①歩行介助
②車椅子による移送
③ストレッチャーの移送
④体位変換
⑤関節可動域訓練・廃用
性症候群予防
⑥入眠・睡眠への援助
⑦体動、移動に注意が必
要な患者への援助
⑧プレイルームでの遊び
の援助
活動休息援助技術の到達目標における項目
の設定を行う場合を例として手順を示す。
到達目標の一覧を参考に自施設の特性を踏
まえて設定する。一年以内に経験し修得を
目指す項目に限って設定する場合(A 病院)、
到達目標のすべての項目を設定する場合(B
病院)
、さらに独自の項目を追加して設定す
る場合(C 病院)などが考えられる。
② 詳細さの設定例: 「車椅子による移送」
パターンⅠ
パターンⅡ
パターンⅢ
車椅子による移送
車椅子による移送
車椅子による移送
1.
車椅子の準備ができる
2.
ボディメカニクスの原理・原則
を述べることができる
3.
患者の状況や状態に応じた
移乗ができる
4.
羞恥心に配慮した対応がで
きる
5.
危険の回避が出来、安全に
対する留意事項がわかる
①で設定した項目ごとに詳細さを設定す
る。各項目をそのまま設定する場合(パタ
ーンⅠ)
、やや詳細に設定する場合(パター
ンⅡ)、手順に沿って詳細に設定する場合
(パターンⅢ)などが考えられる。
1. 車椅子の構造や使用方法を述べるこ
とができる
2 . 患者の状況に応じた必要物品が準
備出来る(酸素ボンベ・点滴スタンド・
廃液バックカバーなど)
3. ボディメカニクスの原理・原則を述べる
ことができる
4. 患者に車椅子移乗と行き先を説明で
きる
5. 患者の身支度を整えることができる
6. 羞恥心に配慮した対応ができる
7. 車椅子や必要物品の準備ができる
(車椅子を20~30度の角度で置き、
フットレストを上げ、ブレーキをかける
8. 患者の状態やルート類などに注意し
て移乗できる
9. 移乗後、患者の状態を観察し、点滴
ルート、酸素などの確認行動ができる
10.患者へ声かけを行いながら、移送介助
ができる
11.段差や傾斜時の対応ができる
12.移送介助後の患者の観察ができる
③ 難易度の設定例: 「車椅子による移送」
タイプⅠ
タイプⅡ
タイプⅢ
状態が安定している患者
状態に変化のある患者
重症度が中等度の患者
重症・急変の恐れのある
患者
■18歳 女性 貧血
安静度:院内フリー
■筋力低下でふらつき
あり
■左片麻痺がある患者
■脳神経外科の手術後で
循環動態の変化が
大きい患者
■下肢に強度の浮腫が
あり、皮膚が脆弱
■大腿部頚部骨折で
体重が100キロ
■起立性低血圧で転倒歴
あり
■複数の点滴ラインあり、
シリンジポンプ使用、
酸素投与中
設定した項目の到達状況を判定するときの
基準となる難易度を設定する。項目によって
難易度に影響する事項は異なるが、ここでは
患者の状態による難易度の例を示す。
難易度
④ 到達時期の設定例: 「車椅子による移送」
○病院
△病院
いつまでにその項目を到達するかの到達
時期を設定する。
・重症患者の移送が
安全にできる
・筋力低下や麻痺のある患者の移送が
できる
・ボディメカニクスの原理・原則を述べることができる
・患者の状況や状態に応じた、移送ができる(軽症の患者)
・羞恥心に配慮した対応ができる
・危険の回避が出来、安全に対する留意事項がわかる
・車椅子の準備ができる
・基本的な移送の手順ができる
期間
基礎教育
新人1か月
3か月
6か月
1年
11