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参考資料4 新人看護職員研修ガイドライン【改訂版】 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63500.html
出典情報 医道審議会 看護師特定行為・研修部会 看護師の特定行為研修制度見直しに係るワーキンググループ(第1回 9/17)《厚生労働省》
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③ 姿勢・態度
・相手を尊重した態度で指導する
・一緒にどうしたらよいのか考える
・認めていることを伝え、励まし、新人看護職員の自立を支援する
・新人看護職員との関わりや指導上で、困難や問題と感じた場合は、教育担当者や部署
管理者へ相談、助言を求めることができる

3. 実地指導者研修プログラムの例(表 11)
実地指導者研修プログラムの例を紹介する。ここで示す研修内容はすべて行わなければ
ならないものではなく、各施設の特性に合わせて内容や方法、時間数を自由にアレンジす
る。また、自施設で行うほか、他施設との共同開催や活用、都道府県・関係団体等が実施
する研修を活用することも有効である。
実地指導者に対する研修においては、指導者としての不安・負担感を軽減することを目
的として、各部署の所属長又は教育担当者による面接や支援のための研修を定期的に実施
する必要があるといわれている。
表 11

実地指導者研修プログラムの例
研修項目

前年度※10~12 月

前年度※1~3 月

5 月・10 月・3 月

12 時間

6 時間

3 時間×3 回

方法

1.組織の教育システム

講義

・組織の理念と人材育成の考え方
・院内の教育体制
・実地指導者の役割
・新人看護職員研修の概要

2.新人看護師の現状

講義

・看護基礎教育の現状
・新人看護師の技術修得状況
・新人看護職員研修ガイドライン

3.学習に関する基礎知識

講義

4.メンタルサポート支援

講義
演習

5.看護技術の指導方法

演習

新人看護職員研修の実際
と振り返り

演習

・学習理論:概念,動機付け,成人
学習等

・教育方法:チームの力を活
用した学習支援
・教育評価

・コーチング
・カウンセリングスキル
・コミュニケーション
・看護技術の評価方法
・研修者同士での技術指導
の実演
・実施状況の報告
・課題の共有と解決策の検討

※前年度:実地指導者としての役割を担う年度が始まる前の年度

Ⅳ. 教育担当者の育成
ここでは、教育担当者の研修を企画する上で必要な到達目標、能力について示す。

1. 到達目標
① 新人看護職員の職場への適応状況を把握し、新人看護職員研修が効果的に行われ
るよう、実地指導者と新人看護職員ヘの指導及び精神的支援ができる。
② 施設の新人看護職員研修計画に沿って、部署管理者とともに部署における新人看
護職員研修計画の立案と実施・評価ができる。
③ 新人看護職員同士、実地指導者同士の意見交換や情報共有の場を設定し、新人看
護職員の実地指導者との関係調整と支援ができる。
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