令和5年度後期高齢者医療事業年報 全体版 (46 ページ)
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出典情報 | 令和5年度後期高齢者医療事業年報(8/25)《厚生労働省》 |
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入院医療費 = 入院受診延日数 × 入院1日当たり医療費
受診延日数はさらに新規入院件数と平均在院日数の積に分解されると考えられるが、これらの
数値をレセプト統計から把握することはできない。そこで、この分析表では以下に述べる方法
で都道府県毎の平均在院日数を推計し、これに基づいた推計新規入院件数、推計1入院あたり
医療費とともにまとめた。
1. 平均在院日数の推計方法
当該期間の一ヶ月の日数がm日であるとき、x日の入院は平均的に(x-1)/m + 1件のレセプ
トとして計上されると考えられる。従って、平均在院日数がx日であれば、レセプト件数は
新規入院件数の(x-1)/m + 1倍と考えられる。
レセプト件数
新規入院件数
=
平均在院日数 − 1
平均一ヶ月当たり日数
+1
一方で、レセプト件数と新規入院件数の比は平均在院日数とレセプト一件当たり日数の比
に等しい。
レセプト件数
新規入院件数
=
総日数/新規入院件数
総日数/レセプト件数
=
平均在院日数
一件当たり日数
そこで、平均在院日数を以下の式で推計することとした。
推計平均在院日数
一件当たり日数
すなわち、
=
推計平均在院日数 − 1
平均一ヶ月当たり日数
推計平均在院日数 = 一件当たり日数 ×
+1
平均一ヶ月当たり日数 − 1
平均一ヶ月当たり日数 − 一件当たり日数
なお、
「平均一ヶ月当たり日数」は、1年(366日)分の統計なので、366÷12(約30.5日)
とした。
2. 新規入院件数の推計
入院延日数は、新規入院件数と平均在院日数の積に分解されると考えられることから、上
に述べた推計平均在院日数を用いて、以下の式で新規入院件数を推計した。
すなわち、
入院延日数 = 推計新規入院件数 × 推計平均在院日数
推計新規入院件数 = 入院延日数 ÷ 推計平均在院日数
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