2023 年 病院看護実態調査

（2）正規雇用看護職員の副業・兼業
正規雇用看護職員の副業・兼業については、
「許可に関する規定がある」病院が 44.3%、
「全面的に禁止する規定がある」病院が 35.8%であった。
「副業・兼業に関する規定はない」と回答した病院は 19.4%であった。
表 88

正規雇用看護職員の副業・兼業に関する規定の整備状況

副業・兼業の許可に関する規定がある
副業・兼業を全面的に禁止する規定がある
副業・兼業に関する規定はない
無回答・不明
計

件数
1,639
1,325
717
18
3,699

割合
44.3%
35.8%
19.4%
0.5%
100.0%

副業・兼業の許可に関する規定がある病院にその内容を複数回答でたずねたところ、
「副業・兼業の届出があること」が 88.8%で最も多く、次いで「当院での業務に支障が
ないこと」が 84.7%、
「当院の機密事項が漏洩しないこと」が 62.4%、
「当院の名誉や信
用を損なう行為、信頼関係を破壊する行為がないこと」が 62.0%であった。
また、許可する際の判断材料は「副業・兼業先の事業内容」が 79.5%で最も多く、次
いで「担当する業務内容」が 67.5%、「副業・兼業の延べ労働時間数」が 59.1%であっ
た。
表 89

副業・兼業の許可にあたって規定している内容（複数回答、n=1,639）

副業・兼業の届出があること
当院での業務に支障がないこと
当院の機密事項が漏洩しないこと
当院の名誉や信用を損なう行為、信頼関係を破壊する行為がないこと
競業により、当院の利益を害することがないこと
その他
特にない
無回答・不明

表 90

件数
1,456
1,389
1,023
1,016
700
155
17
18

副業・兼業を許可する際の判断材料
（複数回答、n=1,639）

副業・兼業先の事業内容
担当する業務内容
副業・兼業の延べ労働時間数
その他
特にない
無回答・不明

53

件数
1,303
1,106
968
127
151
37

割合
79.5%
67.5%
59.1%
7.7%
9.2%
2.3%

割合
88.8%
84.7%
62.4%
62.0%
42.7%
9.5%
1.0%
1.1%