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2023年 病院看護実態調査 報告書 (57 ページ)

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出典情報 2023年 病院看護実態調査 報告書(3/29)《日本看護協会》
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2023 年 病院看護実態調査

タスク・シフト/シェアを実施した業務(※)を職種別にみると(次ページ参照)、薬
剤師では「入院患者の持参薬の内容確認等薬学的管理」が 87.9%で最も多く、次いで「薬
剤の在庫管理」が 58.5%、
「抗がん剤等の適切な無菌調製」が 56.1%、
「ミキシングある
いは与薬等の準備を含む薬剤管理」が 44.7%であった。
診療放射線技師では「造影剤の投与」が 50.2%で最も多く、次いで「投与後の抜針・
止血等」が 47.7%であった。
臨床検査技師では「病棟・外来における採血業務」が 85.0%で最も多かった。
臨床工学技士では「血液浄化装置の穿刺針等の表在化された動脈もしくは表在静脈
への接続」が 66.6%で最も多く、次いで「血液浄化装置の穿刺針等の表在化された動脈
もしくは表在静脈からの除去」が 64.7%、「血液浄化装置の穿刺針等を表在静脈に接続
時の静脈路確保」が 62.6%、「人工呼吸器の設定変更」が 46.9%であった。
理学療法士では「体位排痰法を実施する際の喀痰等の吸引」が 59.6%であった。
作業療法士では「移動、食事、排泄、入浴等の日常生活活動に関する ADL 訓練」が
82.0%で最も多く、次いで「食事訓練を実施する際の喀痰等の吸引」が 37.7%であった。
言語聴覚士では「嚥下訓練・摂食機能療法における患者の嚥下状態等に応じた食物形
態等の選択」が 84.4%で最も多く、次いで「嚥下訓練等を実施する際の喀痰等の吸引」
が 60.0%であった。
管理栄養士では「食事内容や形態の変更または提案」が 97.3%であった。
救急救命士では「救急救命処置(入院するまでの間に限る)」が 81.3%であった。
※本設問における「タスク・シフト/シェア」とは
「従来、ある職種が担っていた業務を他職種に移管すること又は他職種と共同化すること」をいう。
本調査では「看護師」への又は「看護師」からのタスク・シフト/シェアに関連する事項について把握した。

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