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【参考資料1-1】介護ロボット等による生産性向上の取組に関する効果測定事業 報告書 分割1/2 (158 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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施設

通常(現在)の内容
(工夫・変更前)
動けない状況だと、応援を呼

介護ロボット導入後の内容
(工夫・変更後)
受け手は必ず返答)

ぶことができず(受けること
もできず)、お客様の2次事故

工夫・変更の目的、目指すところ
身体的・精神的負担の軽減を図
り、お客様の 2 次事故防止に繋
げる事が可能。

リスクが高まるケースがあっ
た。
• 見守りや急変時、事故発生時

• 介護業務支援機器を使用する

• 音声入力が可能となった事で、

に、職員双方が現場状況に問

事で移動中に「記録」を行うよ

記録作成に関わる業務・時間効

わず、速やかに応援依頼や情

うに変更。記録作成に関わる業

率が改善された。ケア→記録→

報伝達、共有が行える。スピー
ディな協力体制を確保する事

務・時間効率が改善し、その場
で音声入力し、記録の正確性も

ケアではなく、ケア→ケアが可
能。結果、記録の正確性が向上

で、職員の身体的・精神的負担

向上(記憶に頼らない、下膳時

し、且つお客様対応が迅速に可

の軽減を図り、お客様の 2 次

に食事量入力、健康チェック時

能となる。

事故防止に繋げる事が可能。

にその場で音声入力など)

• お客様の身体介助量が多く、

• 介護業務支援機器を使用する

• 介護業務支援機器を導入するこ

日々の身体介助のケアに追わ
れている状況である。その為、

事で「情報共有」
「記録」が効率
化され、生み出された時間を、

とで、お客様の ADL 向上や生活
意欲の向上、職員の ICF 視点を

お客様の ADL 向上や ICF の視

自立支援介護へ繋げていくよ

持っての介護が実現可能とな

点を持った自立支援介護に取

うに変更(一緒に洗濯物を畳む

る。結果、サービス質の向上さ

り組むことができていない。

などの生活支援、更衣など時間
をかけてできる事はご自身で

せることができ、人材育成に繋
がる。

やって頂く自立支援等)

D6 施設

• 介護作業後にメモ的な記録を
行い、介護ソフトへの入力と
いう手順で記録を行ってい

• 介護作業と並行的に記録を行
い、中間的な(メモのような)

• 記録のタイミングがリンクする
ので、正確性が向上する。

記録作業を省く。

た。

D7 施設

• 事故発生時、利用者の体調急

• 事故発生時、急変時に介護業務

変時などに、応援職員を呼ぶ

支援機器によるインカム機能

• 情報共有がリアルタイムに行え
る様になり、処置の迅速化及び、

際に施設内を探す必要がある
ため、処置が遅れることや、他

を使うことで、特定及び不特定
職員への応援要請をすぐに行

他利用者への安全性向上でき
る。また、移動することなく応

の利用者への対応が手薄にな

う様に業務変更。情報を受け取

援要請ができるため、職員の身

ることがある。施設内は広く、

った側は、必ず返答することと

体的負担が軽減される。

職員の身体的疲労感も増大し
てしまう。

する。

• 介護・看護記録はスマートフ

• 両手が塞がっている状態でも、

• 介護・看護記録の正確性が向上

ォン及びタブレットにて行っ
ており、物品を運んでいる最

介護業務支援機器を通して口
頭で記録入力を行うように変

するとともに、記録の時間を改
めて作る必要性がなくなり、業

中や、利用者対応中は記録入

更する。その際、利用者の安全

務時間の短縮を図ることができ

力が出来ない。両手が空いて

確保を最優先に行う様に配慮

る。

いる状態が作れる時間に記憶
を頼りに記録入力するため、

する。

記録漏れが生じる。
• 介護・看護記録を入力する際、 • 排泄、食事、バイタルなどの基
視線がスマートフォンやタブ
本的な入力項目は介護業務支
レットに向かい、利用者の見

援機器にて可能なため、利用者

守りが不十分となる。職員は、

の動きを見守りながら記録の

154

• 利用者の見守りをしながら記録
入力が可能となるため、職員の
精神的不安感が軽減できる。