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資料1-2-14診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (68 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
中條・西村症候群診断基準
以下にて中條・西村症候群の診断を行う
A.臨床所見
1.臨床症状
1.常染色体潜性遺伝(劣性遺伝) (血族婚や家族内発症)
2.手足の凍瘡様紫紅色斑 (乳幼児期から冬季に出現)
3.繰り返す弛張熱 (周期熱)(必発ではない)
4.強い浸潤・硬結を伴う紅斑が出没(環状のこともある)
5.進行性の限局性脂肪筋肉萎縮・やせ(顔面・上肢に著明)
6.手足の長く節くれだった指、関節拘縮
7.小球性貧血
8.高ガンマグロブリン血症
9.肝脾腫
810.大脳基底核石灰化
2.B.遺伝学的検査
臨床所見から疑う場合、遺伝学的検査をおこなう。

PSMB8、PSMA3、PSMB4、PSMB9、POMP 等の原因遺伝子解析のいずれかに疾患関連変異を認める。
< C.鑑別診断のフローチャート>
1) 臨床症状の5項目以上陽性で他の疾患を除外できる場合に中條・西村症候群と臨床診断し、またこの基準
を満たさない場合は臨床的疑いとし、PSMB8 遺伝子解析を行う。
他の自己炎症性疾患、膠原病、脂肪萎縮症
<診断のカテゴリー>
2)1)

Definite:PSMB8 遺伝子の双遺伝子座に疾患関連変異があれば、上記5項目以上陽性でなくても診断

確定 A の1項目以上を認め、B を満たす場合。
3)2)

Probable:PSMB8 遺伝子の双遺伝子座に疾患関連変異がない場合でも、上記5項目以上を認めれば

臨床的診断とする A の6項目以上を認め、C を除外できる場合。

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