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資料1-2-14診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
LCAT 欠損症の診断基準
A. 必須項目
1.

血中 HDL コレステロール値 10mg25mg/dL 未満

2.

Aコレステロールエステル比の低下(60%以下)

B.症状
1. 蛋白尿、または腎機能障害
2. 角膜混濁
BC.検査所見
1. 血液・生化学的検査所見(Cut Off 値を設定)
(1)貧血(ヘモグロビン値<11g/dL)
(2)赤血球形態の異常 (いわゆる「標的赤血球」「大小不同症」「奇形赤血球症」「口状赤血球」)
(3)コレステロールエステル比異常リポ蛋白の低下 (出現(Lp-X、大型 TG rich LDL)
(4)眼科検査所見:コントラスト感度の正常 70%)範囲からの逸脱
CD.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
他の遺伝性低 HDL コレステロール血症(タンジール病、アポリポタンパク A-Ⅰ異常症欠損症)
続発性 LCAT 欠損症(肝疾患(肝硬変・劇症肝炎)、胆道閉塞、低栄養、悪液質など蛋白合成低下を呈する
病態、基礎疾患を有する自己免疫性 LCAT 欠損症)
D二次性低 HDL コレステロール血症*1
(*1:外科手術後、肝障害(特に肝硬変や重症肝炎、回復期を含む)、全身性炎症疾患の急性期、がん等の
消耗性疾患など、過去6か月以内のプロブコールの内服歴、プロブコールとフィブラートの併用(プロブコール服
用中止後の処方も含む))
E.遺伝学的検査

LCAT 遺伝子の変異、LCAT 活性・LCAT 蛋白の欠如
<診断のカテゴリー>
必須項目の2項目を満たした例において、以下のように判定する。
Definite:A・BB・C のうち1項目以上を満たしCD の鑑別すべき疾患を除外し、DE を満たすもの。
Probable:A・BB・C のうち1項目以上を満たしCD の鑑別すべき疾患を除外したもの。

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