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資料1-2-14診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
脳腱黄色腫症の診断基準
A.症状
1.腱黄色腫
2. 進行性の神経症状*又は精神発達遅滞
3. 若年発症の白内障
2.思春期以降発症のアキレス腱黄色腫
3.成人期発症4. 若年発症の冠動脈疾患
5. 小児~若年発症の慢性の下痢
6. 若年発症の骨粗鬆症
7. 新生児~乳児期の遷延性黄疸・胆汁うっ滞
*進行性の神経症状としては、認知機能障害、小脳症状、錐体路症状、錐体外路症状、けいれん、脊髄性感
覚障害、末梢神経障害などの頻度が高い。
(認知症、精神症状、錐体路症状、小脳症状、痙攣など)
B.検査所見
1.血液・生化学的検査所見(Cut Off 値を設定)
(1)血清コレスタノール濃度54.5µg/mL 以上、又は血清コレスタノール:コレステロール比 0.3%以上
参考…血清コレスタノール濃度正常値 (健常者の平均値±SD: 2.35±0.73µg/mL)
(2)正常~低コレステロール血症
(3)ケノデオキシコール酸低値
(4)胆汁アルコール濃度高値
2.画像所見
頭部 MRI T2 強調画像での歯状核の高信号

C.鑑別診断
以下の疾患による血清コレスタノール高値を鑑別除外する。
・家族性高コレステロール血症、
・シトステロール血症、
・閉塞性胆道疾患、
・甲状腺機能低下症

D.遺伝学的検査

CYP27CYP27A1 遺伝子の変異

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