よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-2診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

<重症度分類>
総合障害度(EDSS)に関する評価基準を用いて EDSS4.5 以上、又は視覚の重症度分類において II 度、III 度、IV
度の者を対象とする。
<総合障害度(EDSS)の評価基準>EDSS4.5 以上を対象とする。
EDSS

0

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0

5.5

6.0

6.5

7.0

7.5

8.0

8.5

9.0

9.5

10

歩行可能(補助なし歩行)
神経学的所見
正常

ごく軽い徴候

軽度障害

中等度障害

補助具歩行

比較的高度障害

車イス生活

高度障害
歩行可動域(約)

車イスへの乗降

補助なし・休まず
>500m

500m

300m

A
D
L

FS0

8コ

7コ

6コ
7コ

E
D
S
S

F
S





FS1

*

1 コ*

6コ

2 コ*

FS2

1コ

7


2コ

1


FS3

補助具必要
200m

100m
(片側)

100m

100m
(両側)

一人で
出来る

助け
必要
な時
あり

補助あっ
ても 5m

2、3
歩以

以上歩
けず

上歩
けず

一日の大半
ベッド外

終日の十分な活動

5
~ 6 3
6 コ コ


3
~
4


1
~
2


最小限の補
助が必要

特別な設備
が必要

7コ

7コ

7コ

多くの
事が
出来る

ある
程度
出来


体の自由が
きかずベッド
で寝たきり

意思伝達・飲食

出来る

出来ない

FS0
8コ
組合
わせ
3.5



5


1 2
コ コ

FS4

出来ない

自分で出来


ベッ
ド内

身の回りのこと

出来る

4
~
5


Death
(MS の
ため)

ベッド生活

1コ

7コ
8コ
組合
わせ
4.0



8コ
組合
わせ
4.0



8コ
組合
わせ
4.0



1コ

FS5

1コ

1コ

FS1

FS2


3コ
以上
組合
わせ


3コ
以上
組合
わせ

FS3

FS6

**↓
2コ
以上
組合


2コ
以上
組合

わせ

わせ


数コ
組合
わせ


数コ
組合
わせ


ほとん
ど組合
わせ


ほとん
どすべ
て組合

FS4
FS5

わせ

FS6

*他に精神機能は 1(FS)でもよい **非常に希であるが錐体路機能 5(FS)のみ
<EDSS 評価上の留意点>
○EDSS は、多発性硬化症により障害された患者個々の最大機能を、神経学的検査成績をもとに評価する。
○EDSS 評価に先立って、機能別障害度(FS)を下段の表により評価する。
○EDSS の各グレードに該当する FS グレードの一般的な組合わせは中段の表に示す。歩行障害がない(あっても>500m 歩行可能)段階の EDSS は、FS グレードの組合わせによって規定される。
○FS および EDSS の各グレードにぴったりのカテゴリーがない場合は、一番近い適当なグレードを採用する。
F
S

錐体路機能

小脳機能
◎ 正常

脳幹機能
◎ 正常

感覚機能

視覚機能

精神機能

その他

0



正常

◎ 正常

◎ 正常

◎ 正常

◎ なし

1



異常所見あるが障害な ① 異 常 所 見 あ る が 障 ① 異常所見のみ

害なし

① 1~2 肢

振動覚または描字覚の低下

① 軽 度 の 遅 延 ・ 切 迫・
尿閉

① 暗点があり、
矯正視力 0.7 以上

① 情動の
変化のみ

① あり

2



ごく軽い障害

② 1~2 肢

軽度の触・痛・位置覚の低下

② 中等度の遅延・切

② 悪い方の眼に暗点あり、

② 軽度の

② 軽度の失調

② 中等度の眼振

◎ 正常

膀胱直腸機能

軽度の他の脳
3



軽度~中等度の

③ 中等度の躯幹また

対麻痺・片麻痺

は四肢の失調

幹機能障害

3~4 肢

③ 高度の眼振

③ 1~2 肢

高度の外眼筋麻痺

高度の単麻痺

中等度の他の脳幹

3~4 肢

機能障害
4



高度の対麻痺・片麻痺

④ 高度の四肢全部の

中等度の四肢麻痺

④ 高度の構音障害

失調

5



完全な対麻痺・片麻痺

能障害
⑤ 失調のため協調

高度の四肢麻痺
6



完全な四肢麻痺

?

?

不明

X

⑤ 嚥下または構音全

運動全く不能

不明

不明

希な尿失禁

中等度の触・痛・位置覚の低下

③ 頻繁な失禁

③ 悪い方の眼に大きな暗点

完全な振動覚の低下

中等度の視野障害

軽度の触・痛覚の低下

矯正視力 0.3~0.2

知能低下
③ 中等度の
知能低下

④ ほとんど導尿を要

④ 悪い方の眼に高度視野障害

④ 高度の

矯正視力 0.2~0.1

知能低下

2 肢以上

中等度の触・痛覚の低下

保たれている

悪い方の眼は[grade 3]で

(中等度の

3 肢以上

高度の固有覚の消失

顎以下

?

高度の蝕・痛覚の低下

するが、直腸機能は

⑤ 1~2 肢

く不能

?

振動覚のみ低下

矯正視力 0.7~0.3

固有覚の消失(単独 or 合併)

⑥ 顎以下
?

迫・尿閉

中等度の固有覚の低下
④ 1~2 肢

高度の他の脳幹機

完全な単麻痺

中等度の振動覚の低下

全感覚の消失

良眼の視力 0.3 以下

慢性脳徴候)

⑤ 悪い方の眼の矯正視力 0.1 以下

⑤ 高度の痴呆

中等度の触・痛覚の低下

悪い方の眼は[grade 4]で

高度の慢性

ほとんどの固有覚の消失

良眼の視力 0.3 以下

脳徴候

全感覚消失

不明

⑤ 膀胱機能消失

⑥ 膀胱・直腸機能消失

⑥ 悪い方の眼は[grade 5]で
良眼の視力 0.3 以下

?

?

不明

小脳機能:脱力(錐体路機能[grade 3]以上)により判定困難な場合、grade とともにチェックする。

- 6-

不明

?

不明

?

不明

視覚機能:耳側蒼白がある場合、grade とともにチェックする。