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資料4 Ⅳ-112,140_メトトレキサート[1.5MB] (48 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00045.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第67回 2/6)《厚生労働省》 |
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(公知申請への該当性に係る企業見解の様式)
要望番号;IV-140
なかった。グレード I の急性 GVHD は両群の多くで認められ,グレード II~IV は,MTX
群の 19%および CSP 群の 45%で認められた。致命的な急性 GVHD も,MTX 群で 6%,CSP
群で 20%と,CSP 群でより多くみられたが,有意な差は認められなかった。
14)Lee KH, et al. Bone Marrow Transplant 2004;34(7):627-36. [参考文献 18]
HLA 適合同胞間骨髄移植後の CSP とともに投与される MTX の役割を定義するため,造血
器悪性腫瘍患者 80 例を CSP 群(n = 40)または CSP + MTX 群(n = 40)に無作為に割り付
けた。CSP 群の年齢平均値は 32 歳(15~49 歳)
,CSP + MTX 群の年齢平均値は 35 歳(15
~48 歳)であった。MTX の投与量は移植後 1 日目に 15 mg/m2,3 日目,6 日目,11 日目に
10 mg/m2 であった。移植関連の死亡率は両群で低く,CSP 群で 13%,CSP + MTX 群で 11%
であった(p = 0.94)。CSP 群の 17 例(43%)および CSP + MTX 群の 10 例(25%)で骨髄
移植の 9~55 日後に急性 GVHD を発症した(p = 0.06)
。各治療群の 8 例(20%)でグレー
ド II~III の急性 GVHD を発症した(p = 0.89)が,両群ともグレード IV の急性 GVHD は
発症しなかった。骨髄移植後の急性 GVHD 発症までの日数の中央値は,CSP 群で 15 日(範
囲:9~52 日)
,CSP + MTX 群で 37.5 日(範囲:13~55 日)であり,CSP 群で有意に短かっ
た(p = 0.04)
。慢性 GVHD の発症頻度は CSP + MTX 群(32%)と比較して CSP 群(56%)
で有意に高かった(p = 0.05)
。急性白血病および骨髄異形成症候群患者において,追跡期間
[中央値 22.1 ヵ月(5.1~47.8 ヵ月)
]後,CSP 群の 30 例中 3 例,CSP + MTX 群の 28 例中
10 例に再発がみられた(p = 0.01)
。全生存期間は CSP 群で有意に長かった(p = 0.02)
。GVHD
治療に関連する毒性としては,CSP 群の患者の多くがグレード I~II の口腔粘膜炎を発症し
たのに対し,CS+MTX 群の患者の多くはグレード III~IV の粘膜炎を発症した(P = 0.001)。
<日本における臨床試験等>
1)Morishima Y, et al. Blood 1989;74(6):2252-6. [参考文献 19]
HLA 適合同胞間骨髄移植を施行した日本人 120 例を対象とし,MTX 単独,CSP 単独,MTX
と CSP の併用による GVHD 予防効果を後ろ向きに比較した。MTX 単独群には 3~9 歳が 7
例,10~45 歳が 37 例,CSP 単独には 3~9 歳が 2 例,10~45 歳が 35 例,MTX と CSP の
併用群には 3~9 歳が 10 例,10~45 歳が 29 例含まれていた。MTX の投与量は,MTX 単独
群では移植後 1 日目に 15 mg/m2,3 日目,7 日目,11 日目,以後 102 日目まで週 1 回 10 mg/m2
であった。CSP との併用群では移植後 1 日目に 10 mg/m2,3 日目,7 日目,11 日目に 6 mg/m2
であった。MTX と CSP の併用投与を受けた 39 例のうち,グレード II の急性 GVHD を発
症したのは 2 例(5%)のみで,グレード III~IV の急性 GVHD を発症した患者はいなかっ
た。一方,MTX の単独投与を受けた 44 例のうち 13 例(30%)
,CSP の単独投与を受けた
37 例のうち 10 例(27%)がグレード II~IV の急性 GVHD を発症した。多変量解析では,
MTX と CSP 併用による GVHD 予防において,グレード II~IV の急性 GVHD の発生率が
有意に低かった。
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要望番号;IV-140
なかった。グレード I の急性 GVHD は両群の多くで認められ,グレード II~IV は,MTX
群の 19%および CSP 群の 45%で認められた。致命的な急性 GVHD も,MTX 群で 6%,CSP
群で 20%と,CSP 群でより多くみられたが,有意な差は認められなかった。
14)Lee KH, et al. Bone Marrow Transplant 2004;34(7):627-36. [参考文献 18]
HLA 適合同胞間骨髄移植後の CSP とともに投与される MTX の役割を定義するため,造血
器悪性腫瘍患者 80 例を CSP 群(n = 40)または CSP + MTX 群(n = 40)に無作為に割り付
けた。CSP 群の年齢平均値は 32 歳(15~49 歳)
,CSP + MTX 群の年齢平均値は 35 歳(15
~48 歳)であった。MTX の投与量は移植後 1 日目に 15 mg/m2,3 日目,6 日目,11 日目に
10 mg/m2 であった。移植関連の死亡率は両群で低く,CSP 群で 13%,CSP + MTX 群で 11%
であった(p = 0.94)。CSP 群の 17 例(43%)および CSP + MTX 群の 10 例(25%)で骨髄
移植の 9~55 日後に急性 GVHD を発症した(p = 0.06)
。各治療群の 8 例(20%)でグレー
ド II~III の急性 GVHD を発症した(p = 0.89)が,両群ともグレード IV の急性 GVHD は
発症しなかった。骨髄移植後の急性 GVHD 発症までの日数の中央値は,CSP 群で 15 日(範
囲:9~52 日)
,CSP + MTX 群で 37.5 日(範囲:13~55 日)であり,CSP 群で有意に短かっ
た(p = 0.04)
。慢性 GVHD の発症頻度は CSP + MTX 群(32%)と比較して CSP 群(56%)
で有意に高かった(p = 0.05)
。急性白血病および骨髄異形成症候群患者において,追跡期間
[中央値 22.1 ヵ月(5.1~47.8 ヵ月)
]後,CSP 群の 30 例中 3 例,CSP + MTX 群の 28 例中
10 例に再発がみられた(p = 0.01)
。全生存期間は CSP 群で有意に長かった(p = 0.02)
。GVHD
治療に関連する毒性としては,CSP 群の患者の多くがグレード I~II の口腔粘膜炎を発症し
たのに対し,CS+MTX 群の患者の多くはグレード III~IV の粘膜炎を発症した(P = 0.001)。
<日本における臨床試験等>
1)Morishima Y, et al. Blood 1989;74(6):2252-6. [参考文献 19]
HLA 適合同胞間骨髄移植を施行した日本人 120 例を対象とし,MTX 単独,CSP 単独,MTX
と CSP の併用による GVHD 予防効果を後ろ向きに比較した。MTX 単独群には 3~9 歳が 7
例,10~45 歳が 37 例,CSP 単独には 3~9 歳が 2 例,10~45 歳が 35 例,MTX と CSP の
併用群には 3~9 歳が 10 例,10~45 歳が 29 例含まれていた。MTX の投与量は,MTX 単独
群では移植後 1 日目に 15 mg/m2,3 日目,7 日目,11 日目,以後 102 日目まで週 1 回 10 mg/m2
であった。CSP との併用群では移植後 1 日目に 10 mg/m2,3 日目,7 日目,11 日目に 6 mg/m2
であった。MTX と CSP の併用投与を受けた 39 例のうち,グレード II の急性 GVHD を発
症したのは 2 例(5%)のみで,グレード III~IV の急性 GVHD を発症した患者はいなかっ
た。一方,MTX の単独投与を受けた 44 例のうち 13 例(30%)
,CSP の単独投与を受けた
37 例のうち 10 例(27%)がグレード II~IV の急性 GVHD を発症した。多変量解析では,
MTX と CSP 併用による GVHD 予防において,グレード II~IV の急性 GVHD の発生率が
有意に低かった。
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