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参考資料1 「到達目標の活用について」 (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65723.html
出典情報 医道審議会 看護師特定行為・研修部会 看護師の特定行為研修制度見直しに係るワーキンググループ(第3回 11/10)《厚生労働省》
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令和元年度 厚生労働省委託事業
看護師の特定行為に係る実態調査・分析事業(令和2年3月)
「到達目標の活用について」
特定行為区分:皮膚損傷に係る薬剤投与関連

特定行為:抗がん剤その他の薬剤が血管外に漏出した時のステロイド薬の局所注射およ
び投与量の調整
概要:医師の指示の下、手順書により、身体所見(穿刺部位の皮膚の発赤や腫脹の程度、
疼痛の有無等)及び漏出した薬剤の量等が医師から指示された病状の範囲にあることを
確認し、副腎皮質ステロイド薬(注射薬)の局所注射及び投与量の調整を行う。
特定行為区分別科目一般目標:
看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力、
判断力及びコミュニケーション能力、並びに当該特定行為を行うための高度かつ専門的
な知識及び技能の向上を図
特定行為別到達目標:
① 血管外漏出で処置の適応となる主な薬剤・病態を理解できる
② 血管外漏出の部位、範囲、皮膚障害の程度とステロイド薬の局所注射後に得られる
所見を理解できる
③ 血管外漏出の治療の際に用いられるステロイド薬の種類、特徴及び臨床薬理を理解
できる
④ 血管外漏出の治療の際に用いられるステロイド薬の注意点とリスク(有害事象とそ
の対策等)を理解できる
⑤ ステロイド薬の局所注射および投与量の調整における安全な手技の手順を理解で
きる
⑥ 血管外薬剤漏出に関係する身体所見と検査結果を理解できる
⑦ 血管外薬剤漏出による身体所見と検査結果からステロイド薬の必要性の可否を判
断できる
⑧ 手順書で指示された病状の範囲外である場合、医師に報告・相談できる
⑨ 手順書に沿って患者に配慮しながらステロイド薬の局所注射と投与量の調整が正
しくできる
⑩ ステロイド薬の局所注射と投与量の調整前中後の状況を把握し、医師に報告できる
⑪ ステロイド薬の局所注射と投与量の調整に伴う主な有害事象の対策等ができる
⑫ ステロイド薬の局所注射と投与に関わる医療者に情報共有ができる

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