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参考資料1 「到達目標の活用について」 (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65723.html
出典情報 医道審議会 看護師特定行為・研修部会 看護師の特定行為研修制度見直しに係るワーキンググループ(第3回 11/10)《厚生労働省》
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令和元年度 厚生労働省委託事業
看護師の特定行為に係る実態調査・分析事業(令和2年3月)
「到達目標の活用について」
特定行為区分:創傷管理関連
特定行為:褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
概要:医師の指示の下、手順書により、身体所見(血流のない壊死組織の範囲、肉芽の
形成状態、膿や滲出液の有無、褥瘡部周囲の皮膚の発赤の程度、感染徴候の有無等)

検査結果及び使用中の薬剤等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、鎮
痛が担保された状況において、血流のない遊離した壊死組織を滅菌ハサミ(剪刀)、滅
菌鑷子等で取り除き、創洗浄、注射針を用いた穿刺による排膿等を行う。出血があった
場合は圧迫止血や双極性凝固器による止血処置を行う。
特定行為区分別科目一般目標:
看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力、
判断力及びコミュニケーション能力、並びに当該特定行為を行うための高度かつ専門的
な知識及び技能の向上を図る。
特定行為別到達目標:
① 褥瘡を含む慢性創傷の特徴について理解できる
② 創傷治癒過程について理解できる
③ 褥瘡及び慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去の適応と禁忌につい
て理解できる
④ 褥瘡及び慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去に伴うリスク(有害事
象とその対策等)を理解できる
⑤ 褥瘡及び慢性創傷の治療における身体所見と検査結果が理解できる
⑥ 血流のない壊死組織の除去に伴う出血時の止血方法について理解できる
⑦ ドレッシング剤を用いた創傷管理方法が理解できる
⑧ 身体所見と検査結果から壊死組織の除去の適応の判断ができる
⑨ 手順書で指示された病状の範囲外である場合、医師に報告・相談できる
⑩ 手順書に沿って患者に配慮しながら血流のない壊死組織の除去が実施できる
⑪ 血流のない壊死組織の除去時、状態に合わせて医師に必要な支援を求めることがで
きる
⑫ 手順書に沿って血流のない壊死組織の除去実施前後の状況を把握し、医師に報告で
きる
⑬ 血流のない壊死組織の除去に伴う有害事象の対策等ができる
⑭ 血流のない壊死組織の除去に関わる医療者に情報共有ができる

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