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参考資料1 「到達目標の活用について」 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65723.html
出典情報 医道審議会 看護師特定行為・研修部会 看護師の特定行為研修制度見直しに係るワーキンググループ(第3回 11/10)《厚生労働省》
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令和元年度 厚生労働省委託事業
看護師の特定行為に係る実態調査・分析事業(令和2年3月)
「到達目標の活用について」
特定行為区分:心嚢ドレーン管理関連
特定行為:心嚢ドレーンの抜去
概要:医師の指示の下、手順書により、身体所見(排液の性状や量、挿入部の状態、心タンポ
ナーデ症状の有無等)及び検査結果等が医師から指示された病状の範囲にあることを確認し、
手術後の出血等の確認や液体等の貯留を予防するために挿入されている状況又は患者の病
態が長期にわたって管理され安定している状況において、心嚢部へ挿入・留置されているドレ
ーンを抜去する。抜去部は、縫合、結紮閉鎖又は閉塞性ドレッシング剤の貼付を行う。縫合糸
で固定されている場合は抜糸を行う。
特定行為区分別科目一般目標:
看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力、
判断力及びコミュニケーション能力、並びに当該特定行為を行うための高度かつ専門的
な知識及び技能の向上を図る。
特定行為別到達目標:
① 心嚢ドレーン挿入の適応となる主な疾患・病態を理解できる
② 心嚢ドレーン挿入・留置部位(解剖)
、排液の量・性状から得られる所見を理解でき

③ 心嚢ドレーンの種類と特徴を理解できる
④ 心嚢ドレーンの管理上の注意点(安全管理、感染管理を含む)を理解できる
⑤ 心嚢ドレーンからの排液不良の原因と対策を理解できる
⑥ 心嚢ドレーン留置中の身体所見、検査結果を理解できる
⑦ 心嚢ドレーン抜去の安全な手技の手順、注意点やリスク(有害事象とその対策等)
を理解できる
⑧ 患者の身体所見と検査結果から心嚢ドレーンの必要性の可否と抜去時期の判断が
できる
⑨ 手順書で指示された病状の範囲外である場合、医師に報告・相談できる
⑩ 手順書に沿って患者に配慮しながら心嚢ドレーン抜去を実施できる
⑪ 心嚢ドレーン抜去時の状態に合わせて、医師に必要な支援を求めることができる
⑫ 心嚢ドレーン抜去後の状態を把握し、医師に報告できる
⑬ 心嚢ドレーン抜去に伴う主な有害事象の対策等ができる
⑭ 心嚢ドレーン抜去に関わる医療者に情報共有ができる

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