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資料3 持続可能性の確保 (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65232.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第127回 10/27)《厚生労働省》
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標準段階の見直しについて(これまでの経緯)
■制度創設時の考え方

○ 保険料算定に当たって市町村民税の課税状況を活用した上で、
負担能力に応じた負担を求める観点から、制度創設時より「所得段階別保険料」をとっていた(5段階設定)



基準額に対する標準割合は、第1段階:0.5、第2段階:0.75、第3段階:1、第4段階:1.25、第5段階:1.5であった。
当時から、最高段階を1段階足して6段階設定とすることや、基準額に対する割合を柔軟に設定することは可能とされていた。

■平成18年改正の考え方

○ 被保険者の負担能力をきめ細かく反映させる観点から、
旧第2段階を新第2、第3段階に分ける(標準は6段階制)とともに、
保険者によって、第7段階以上の多段階設定を可能とした。
※ 課税層の段階を増やし、標準割合よりも高い割合を設定することは、保険料基準額の算定上、保険財政の支え手の
力を増やすことを意味し、結果として保険料基準額を下げることにつながる。

■平成27年改正の考え方
○ 所得水準に応じてきめ細かな保険料設定を行うとともに、
多くの保険者において特例第3・特例第4段階の設置や、本人課税所得層の多段化を行っている状況を踏まえ、
平成27年4月より、標準の段階設定を6段階から9段階に見直した。

■令和6年改正の考え方(第9期)

○ 介護保険制度の持続可能性を確保する観点から、今後の介護給付費の増加を見据え、1号被保険者間での所得再分
配機能を強化する(標準段階の多段階化、高所得者の標準乗率の引上げ、低所得者の標準乗率の引下げ等)。
・ 高所得者に係る標準段階の段階数・乗率について、既に9段階を超える多段階の保険料設定を行っている保険者
の平均を勘案して、標準9段階から標準13段階への見直し。
・ 低所得者の最終乗率(低所得者が実際に負担する乗率)について、第7期から第8期にかけての保険料の伸びな
どを勘案して設定。

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