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費-1参考2 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59554.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第70回 7/16)《厚生労働省》
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5 追加的有用性
5.1

費用対効果を検討するにあたっては、評価対象技術の比較対照技術に対する
追加的な有用性がデータによって示されているか、示されていないかをまず
評価する。

5.2

追加的な有用性を検討する際に、
「 4.」で選定した比較対照技術に対する RCT
のシステマティックレビュー( Systematic review: SR)を実施し、追加的有
用性の有無を評価する。適切なものであれば公開されていない臨床研究や治
験の結果等を含めてよい。

5.2.1

SR を実施する際には、リサーチクエスチョン(Research question:
RQ )を明確に提示する。例えば PICO( P:患者( Patient),I:介
入( Intervention),C:比較対照( Comparator ),O:アウトカム
(Outcome))などで構造化された RQ を定義する。

5.2.2

評価対象技術あるいは「4.」で選定した比較対照技術とアウトカムが
同等であると考えられる同一作用機序あるいは同一機能区分等の類
似技術について、協議の上で適切と判断されれば、それらを SR にお
ける介入(I)あるいは比較対照(C)に含めてもよい。

5.2.3 「5.2.1」におけるアウトカム(O)指標は、臨床的な有効性・安全性・
健康関連 QOL の観点のうち、評価対象技術の特性を評価する上で、
適切なもの(真のアウトカム指標など)を用いる。

5.2.4

PRISMA( Preferred Reporting Items for Systematic Reviews
and Meta-Analyses)声明の原則に従い、研究の組み入れ基準 ・ 除外
基準、使用したデータベース、検索式、論文選択のプロセス(情報フ
ロー図を含む)等を記載する。

5.2.5

信頼できる既存の SR が存在する場合、それらを活用することは可能
であるが、RQ に合致するか、最新の文献まで含まれているか等を検

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国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター(C2H)