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費-1参考2 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59554.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第70回 7/16)《厚生労働省》
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5.4

評価対象技術の有効性の評価において、一定の質を有する RCT が存在する場
合、非 RCT による結果は RCT の結果を補完するものであることが基本的な考
え方である。

5.5 「4.」で選定した比較対照技術との RCT は存在しないが、その他の RCT が存在
する場合、SR の結果を用いて、間接比較により追加的有用性の評価をしても
よい。

5.6

単群試験しか存在しない場合は、評価対象技術と比較対照技術それぞれにつ
いての SR に基づき、間接比較を実施する。

5.7

間接比較を行う場合、以下を原則的な考え方とする。

5.7.1

個人レベルのデータを用いることができる場合、MAIC( Matcing-

adjusted indirect comparison:マッチング調整された間接比較)
等を用いて患者背景の違いなど適切な補正を行う。

5.7.2

個人レベルのデータを用いることができない場合、あるいは手法と
してより望ましいと考えられる場合は、複数の RCT を用いたネット
ワークメタアナリシスなどを実施する。

5.7.3 「 5.7.1」および「 5.7.2」においては、アンカーのある分析手法に基づ
くことが望ましい。

5.7.4

間接比較を行う場合は、間接比較を可能とする仮定や前提条件(疾
患、重症度、患者背景等の異質性や試験の同質性など)についても十
分に説明しなければならない。

5.7.5

個人レベルデータも比較試験結果も利用できない場合、その他の代
替手段が存在しなければ naïve indirect comparison(単純な間接
比較)を用いて評価をすることもできる。この場合、群間の比較可能
性について、より詳細な説明が必要である。

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国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター(C2H)