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費-1参考2 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59554.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第70回 7/16)《厚生労働省》
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8.6.1

ビニエット法で測定された QOL 値は、提示する健康状態のシナリオ
により結果が大きな影響を受けることに留意が必要である。

8.6.2

評価に用いる仮想的な健康状態のシナリオについては、患者から直
接得られたものではないことから、作成方法やその妥当性を十分に
説明する。また、患者や臨床専門家のインプットを受けることが望
ましい。

8.6.3

結果を活用する場合は、評価に使用した実際のシナリオを提示する
こと。

8.6.4 「 8.6.1」から費用対効果のデータソースとして過剰な推計とならな
いよう同一の健康状態においては同一の QOL 値を用いるなどの留
意が必要である。

8.6.5

WEB を用いた SG 法と TTO 法の調査については、得られる結果にバ
イアスが入ることが知られていることから、対面での調査を行うこ
とが望ましい。

8.6.6

ビニエット法については、国内外の差異について検討が困難である
一方で、調査実施が比較的容易であることから、国内データを用いる
ことを推奨する。

8.7

「公的医療 ・ 介護の立場」 からの分析の場合、実際のデータがあれば家族等の
介護者や看護者に与える QOL 値への影響について考慮に入れてもよい。

8.8

「8.2」の原則に基づき、
QOL 値については、測定研究の質が同等である場合、
以下の順序で使用を検討していくことを推奨する。下記があてはまらない場
合は、理由を十分に説明すること。
(A) 日本語版 EQ-5D-5L を用いて収集したもの(「8.2」)

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国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター(C2H)