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費-1参考2 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59554.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第70回 7/16)《厚生労働省》
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用語集

QOL 値
人々の健康状態(から得られる価値)を 0(死亡)から 1(完全な健
康状態)に基準化して、一次元で数値化したもの。ただし、
「死ぬよ
り悪い」健康状態として負のスコアも取りうる。

QOL 値の測定方法には大別して、仮想的な(あるいは本人の)
健康状態に対して、その状態の QOL 値を一般の人々を対象に質問
する「直接法」
(基準的賭け( SG )法、時間得失( TTO )法など)と、

QOL 質問票により得られた回答からスコアリングアルゴリズム
を用いて QOL 値を算出する「間接法」が存在する。なお、TTO と

SG で測定された値には,系統的な差が存在する可能性があるので
留意が必要である。
す べ て の 患 者 報 告 アウトカム( Patient-reported outcome:

PRO)や QOL 尺度での測定値から費用効果分析で使用される QOL
値が算出できるわけではないことに注意が必要である。費用効果
分析で利用できるのは、下記のように QALY を算出するために開発
された選好にもとづく( preference-based)尺度で測定したもの
のみである。
現在のところ、日本でスコアリングアルゴリズムが開発されて
いる尺度としては EQ-5D( EuroQol 5 dimension)、HUI( Health

Utilities Index)等がある。

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