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資料1 医師の確保・偏在対策における医学部定員等について (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59054.html
出典情報 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会(第10回 6/25)《厚生労働省》
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医師確保に関連した医師の動向に係る検討






医学部臨時定員について検討するに当たり、まずは、各都道府県がアプローチ可能な「地元の高校生や地元の大
学出身者」に関連する医師の動向や将来的な見込み等を把握するため、以下の点に着目してデータを集計した。


「医師の出身地(地元)」と「大学の所在地」の一致の有無で、大学卒業後に就業地域の傾向



「各都道府県に就業する医師に占める自県大学出身者の割合」に基づく各都道府県の医師の流入/流出の動向

医師の出身地と地域への定着の関係については、以下の傾向や特徴が確認された。


医師が地元出身である場合は一般的に地元への定着率(地元での卒後の臨床研修及び専門研修の実施)が高い
とされている一方、こうした場合に更に地元大学を卒業する条件がそろった場合であっても、定着率が低い地域
が一部ある。



医師が地元出身でない場合は一般的に地元への定着率が低いとされている一方、その定着率には都道府県間の
ばらつきが大きく、概して都市を擁する都道府県及びその周辺で高い傾向があり、それ以外では低い傾向がある。

また、各都道府県に就業する医籍登録後3~5年目医師の動向から、以下の傾向や特徴が確認された。


比較的多くの地域では地元大学出身者が半数以上を占める傾向にあるが、大都市を擁する関東信越地域や近畿
地域については、他県大学出身者の割合が多い傾向にある。



地域の医師確保において、周辺県からの医師の流入が重要となる都道府県と、地元大学が輩出する医師を確保
する必要性が高い都道府県とがあり、これは医師偏在指標の高低とは異なる側面がある。

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