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総-4医療提供体制等について (155 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58993.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第610回 6/25)《厚生労働省》
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薬局・薬剤師
医療提供施設/医療従事者の現況



薬局の総数は年々増加しており、令和5年度は62,828施設である。地域連携薬局、専門医療機関連携薬局、
健康サポート薬局(改正薬機法により健康増進支援薬局となる予定)も増加傾向にある。一方で、ここ数年で
薬局数が減少している都道府県もある。



薬剤師の総数は増加しており、2022年(令和4年)には253,198人となった。このうち、薬局薬剤師は
190,735人と75%を占める。一方、病院薬剤師数は、薬剤師の総数と比較して、ほぼ横ばいである。



「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」のとりまとめにおいては、薬剤師の従事先には業態の偏在や
地域偏在があり、特に病院薬剤師の確保は喫緊の課題とされた。

医療提供体制に関する取組



第8次医療計画の策定指針においては、薬剤師確保が初めて明記され、薬剤師偏在指標が公表された結果、令
和6年度開始の都道府県の医療計画には、薬剤師確保の目標値が設定されたことに加え、地域偏在の解消を目
的とした修学資金貸与制度などが整備されている。



「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」において、地域における薬局・薬剤師の役割が整理され、地域
における薬局の機能としては、「地域・拠点で確保すべき機能」と「個々の薬局に必要な機能」に大別され、
地域の医療提供体制を担う医療提供施設である薬局のあり方が示された。



在宅医療の提供体制について、第8次医療計画の策定指針において、薬剤師の果たす役割が大きいこと、在宅
医療に関わる薬剤師の資質向上や高度な薬剤管理が可能な薬局を把握分析し、在宅医療に必要な医薬品等の提
供体制を構築することが明記されたことを受け、「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」において、地
域における在宅患者への薬剤提供体制の構築・強化として、都道府県・二次医療圏等における行政機関や地域
の関係団体等の広域レベルの役割と、地域レベルでの協議体の役割が明確化された。
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