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総-4医療提供体制等について (154 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58993.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第610回 6/25)《厚生労働省》
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歯科医療機関
医療提供施設/医療従事者の現況

• 歯科診療所数および歯科系の診療科を標榜をしている病院数は、横ばいに推移している。他方、歯科診療所を受
診する高齢者の数は増加しており、患者の4割以上を占める。
• 歯科訪問診療を提供している歯科診療所の割合は、訪問先(居宅、施設、病院)にかかわらず、歯科診療所総数
の2割に満たない。
• 1診療所あたりの従事者数は、平均約5人(歯科医師1.5人)であり、小規模事業所が多い。
• 歯科医師は、60歳以上が増加傾向であり、人口が少ない地域では歯科医師の高齢化が顕著である。
今後の医療提供体制

• 「歯科医療提供体制等に関する検討会」の中間とりまとめでは、歯科医療機関の機能分化、医科歯科連携・多職
種連携、歯科専門職の人材確保等の重要性が提言されており、国においては、地域の実情に応じて、これらの事
項をはじめとする歯科医療提供体制の構築を推進するための支援や歯科保健医療を取り巻く状況の変化を踏まえ
た対応が求められている。
課題

• 以上のような現状を踏まえ、各地域における歯科医療提供体制を維持・確保するため、以下のような観点から、
診療報酬改定の方向性についてどのように考えるか。
• 歯科疾患及び口腔機能の管理や高齢者の歯科訪問診療のニーズが増加するなど患者のニーズが多様化する一方で、
歯科医療機関数は近年横ばいであり、限られた医療資源に応じた機能分化や多職種連携が必要となる。
• 1歯科診療所あたりの歯科医師をはじめとした従事者数は少なく、人口が少ない地域では歯科医師の高齢化がみ
られることから、歯科専門職の確保・定着も必要である。
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