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参考資料6-1 日本癌治療学会日本臨床腫瘍学会日本癌学会次世代シークエンサー等を用いた遺伝子パネル検査に基づく固形がん診療に関するブリーフィングレポート (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58839.html
出典情報 がんゲノム医療中核拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第6回 6/16)《厚生労働省》
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験に参加できるようにするため、来院を必要としない Decentralized Clinical Trial(DCT)
の実施体制を整備すべきである。なお、従来の適応(標準治療がない、標準治療終了後また
は終了見込み)を順守してきた結果、CDx 対象のものまで含めて、きわめて Late Line の
患者にしかゲノム医療に基づく薬剤を提供できていないのが実情である。その結果、利活用
する企業側からも治療感受性や薬剤開発シーズとなりうるデータを十分に取得することが
できないこととなり、本邦の薬剤開発に活かしきれていない点も大きな課題である。治療開
始早期のがん遺伝子パネル検査の実施は、今後の本邦の薬剤開発力を強化する点でも不可
欠といえる。

用語解説
註1 コンパッショネート・ユース
生命に関わる疾患や身体障害を引き起こすおそれのある疾患を有する患者の救済を
目的として、代替療法がない等の限定的状況において未承認薬の使用を認める制度

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