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参考資料2 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第2回)議事録 (6 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
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のところが出てきます。化学物質の物理化学的性質,C-1-1が小項目に当たりますが,こ
この「ねらい」に,「他領域・項目との繋がり」という項目が出てきて,ここでどのような
ものを学んできたかと,そして,この後どのような項目につながっていくかということで列
記をされておりまして,互いの関連性が分かるような形になってございます。もちろん,こ
れは他の大項目でも同じように述べられていますけども,基礎薬学については,それを重ん
じて詳しく書かれているということでございます。
基礎薬学については,詳細はまた御質問いただくとして,次のDに行かせていただこうと
思います。Dは「臨床に繋がる医療薬学」ということでございます。
この領域の基本的な姿勢は非常に明確といいますか,一言で話させていただきますが,こ
の医療薬学の大項目は,Bの「社会と薬学」や,Cの「科学的根幹としての基礎薬学」,この
大きな2つの内容を学んだ上で,その上でこのDを学習し,そしてEの衛生薬学や公衆衛生薬
学の疾病予防とか公衆衛生,さらにはFの臨床薬学における,患者個人への責任ある薬物治
療の実践というような内容へつなげるための大項目という立場で内容をまとめていただき
ました。
概略としてBとCが基礎になり,そしてその上にEとFがあると。そこをつなげる形でのDの
内容になっていると捉えてまとめていただいたものでございます。具体的には薬理,薬物治
療,薬剤学,薬品情報学等々の内容でございます。個別の内容につきましては先ほど申し上
げましたが,後で御質問いただくことにいたします。
次はEの「衛生薬学・公衆衛生薬学」についてでございます。衛生薬学・公衆衛生薬学に
ついては,現在のコア・カリでは,衛生薬学という命名ですけれども,そこに公衆衛生薬学
という名前が加わっております。これはどういうことかと申しますと,現行の衛生薬学とい
う名前にこの公衆衛生学,今は公衆衛生薬学という名前にしましたが,この名前を加えるこ
とによって,社会・集団における人の健康の維持・増進に係る保健統計や疫学的な解析とい
ったような内容や,感染症の予防蔓延防止,そういったような内容に関する実践的な学習を
充実したというのが一つの作成方針でございます。
それから,今後の薬剤師が社会集団の保健衛生,公衆衛生,環境衛生において果たすべき
役割について深く考えて実践しよう,してもらいたいということで,学習目標がまとめられ
ております。また後で御質問いただくことにして,基本的な作成方針は以上でございます。
次は臨床薬学でございます。この臨床薬学につきましては,今回の素案では変わったとこ
ろが多く,現行の「薬学臨床」とは大きく姿を変えていると言っていいと思います。この作

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