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参考資料2 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第2回)議事録 (17 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
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ど,できればという思いはあります。みんな本当はちゃんと思っているのだけど,その表現
の仕方が先生方は上手にできていないだけなのかと思っています。
【井上座長】
【小佐野委員】

分かりました。
井上先生,小佐野です。いいですか。

今言ったように,「臨床に繋がる医療薬学」というところと今の高橋先生との整合性です
が,実は,医療薬学の場合は,ここでは結局ベッドサイドを臨床と考えています。ですから,
それに対して一般論としての医療からベッドサイドにつなげる,すなわちFにつなげるとい
う意味で考えたので,そういう意識を考えると,この基本,基礎のところを臨床,いきなり
ベッドサイドという比較をつなげるよりも,学問的な体系の中でということも大事かと思
いました。
一応,以上です。
【伊藤委員】

伊藤です。よろしいでしょうか。

私はDの医療薬学を担当して,薬物動態とか,そういうところを書いたのですけども,今
回非常によかったのは,ほかの項目とのつながりですね。何がベースになっているかという
項目を書いていったときに,つくづく思ったのは,基礎薬学でこういうことを,物理化学と
か化学とかを教えてくれないと,我々は全く教えられない,学生は理解できないということ
を強く認識しまして。そういう意味では,「臨床に繋がる」というのは「繋がる」という表
現が弱過ぎると思うのですよね。
それは必須のものであるということを示さないといけないので,そういう意味では根幹
というのはいい言葉だなと思っているのですね。「科学的根幹」という言葉がいいかどうか
は今後,議論が必要ですけども,「繋がる」という言葉は,私は弱過ぎると感じました。
以上です。
【井上座長】

ありがとうございます。よろしいでしょうか。

基礎が極めて重要であるということに関して,どなたも全く肯定しているわけですので,
そこをどう表現するかというところだと思います。さらに議論を重ねて,みんなが納得いく
ような名前を考えていければと思います。
時間がだんだん,まだまだ後ろがありますので,この辺までにいたしまして。
それでは,ここから先は,薬学教育の非常にポイントになる部分かと思いますが,まずは
D領域,この「臨床に繋がる医療薬学」という,この表現が問題になってもいるわけですけ
れども,この「臨床に繋がる医療薬学」という表現でいいかということも含めて,全体的に

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