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資料3 看護を取り巻く現状について (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_72355.html
出典情報 2040年に向けた看護職員の養成・確保の在り方に関する検討会(第1回 4/10)《厚生労働省》
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社会人経験者を対象とした看護基礎教育に関するニーズ調査(2/2)
第2部(インタビュー調査)

【出典】令和6年度看護職員確保対策特別事業
「社会人経験者を対象とした看護基礎教育に関するニーズ調査事業」 報告書

対象・方法
• 「興味あり」「興味なし」の各群15名ずつ(計30名)に対してオンラインによる半構造化インタビューを実施。
主なポイント
1. 「興味あり」群は、看護師等を「大変だがやりがいのある仕事」と認識しながらも、具体的支援(奨学金、教育訓練給付制度、柔軟な
カリキュラムなど)を詳しく知らないため、実際に踏み出せないでいるケースが多い。
2. 「興味なし」群では、夜勤・激務・血への抵抗などが強調され、病院勤務以外(訪問看護、高齢者施設、企業・学校など)の就業先や
働き方の多様性がほとんど認識されていなかった。
3. 両群共通で「看護師等は責任が重い」「養成所に通う期間や実習が大きな負担」と感じており、社会人向けのサポートや具体的なモデ
ルケースの提示が有効と考えられた。
第3部(広報提言)
1.社会人向けカリキュラムの周知
• 週末、オンライン活用、既修得単位認定など、社会人が学びやすい仕組みを紹介し、「学び直しは難しい」という先入観を和らげる。
2. 費用・時間面のサポート策の「見える化」
• 奨学金・教育訓練給付制度などを一覧化し、シミュレーション例や先輩の成功事例を通じて具体的なイメージを提示する。
3. 多様な働き方のアピール
• 訪問看護や高齢者施設、地域保健、企業など活躍の場が多いことを示し、「夜勤・激務ばかり」という印象を改善する。
4. オンライン・オフライン双方での情報発信
• SNSやポータルサイト、転職フェア、商業施設イベントなど様々なチャンネルを活用し、関心の有無を問わず幅広い層へ情報を届ける。
全体を通じた結論・意義
結論
• 社会人が看護師等を目指す最大の障壁は、学費・時間的負担と「激務」のイメージである。
• しかし、実際には既修得単位認定や経済的支援制度を活用し、働きながら資格を取得した事例は少なくない。
• また、夜勤だけでない多様な働き方も存在し、情報不足と固定観念が大きなギャップを生んでいる。
意義
• 本調査は、社会人を対象にした定量・定性両面のデータから、看護基礎教育の在り方や周知不足の要因を明確にし、社会人の潜在的な
看護職志望を掘り起こすための具体的方策を提案した。
• 今後は、提言をもとに「興味あり」層への積極的な後押しを行うだけでなく、「興味なし」層にも看護師等の多様性や魅力を伝えてい
くことが重要であり、看護人材確保の有効策の一つになると期待される。
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