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資料1-2-1診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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○ 情報提供元
「神経変性疾患領域におけるの基盤的調査研究班」
研究代表者 国立病院機構松江医療センター 名誉院長 中島健二

<診断基準>
厚生労働省特定疾患調査研究班(神経変性疾患調査研究班)による診断基準
Definite、Probable を対象とする。
A.臨床所見
(1)脊髄前角細胞の喪失と変性による下位運動ニューロン症候を認める。
筋力低下(対称性、近位筋>遠位筋、下肢>上肢、躯幹および四肢)
筋萎縮
舌、手指の筋線維束性収縮
腱反射減弱から消失
運動発達遅滞(I 型、II 型の場合)
筋緊張低下
(2)上位運動ニューロン症候は認めない。
(3)経過は進行性である。
(4)参考所見として小児期発症例では下記を認める。
関節拘縮、側弯(I 型、II 型、III 型)
摂食・嚥下障害(I 型、II 型)
呼吸障害(I 型、II 型、III 型)
B.臨床検査所見
(1)血清 creatine kinase(CK)値が正常上限の 10 倍以下である。
(2)筋電図で高振幅電位や多相性電位などの神経原性所見を認める。
(3)運動神経伝導速度が正常下限の 70%以上である。
C.以下を含む鑑別診断ができている。
(1)筋萎縮性側索硬化症
(2)球脊髄性筋萎縮症
(3)脳腫瘍・脊髄疾患腫瘍
(4)脊髄疾患(頸椎症、椎間板ヘルニア、脳および脊髄腫瘍、脊髄空洞症など)
(5)末梢神経疾患
(6)(5)

、多発性神経炎(遺伝性、非遺伝性)、多巣性運動ニューロパチーなど

(7)(6)

筋疾患

筋ジストロフィー、多発筋炎多発性筋炎など

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