よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-3】候補成分へのご意見募集に寄せられたご意見 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70651.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第35回 2/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

よる継続的フォロー、医師・薬剤師・患者間の情報共有であり、OTC 化ではなく医療連携を強化する方向での制度設計が望まし
いと考えます。
【結語】以上より、ブデソニド・ホルモテロールフマル酸塩水和物の OTC 化は、患者安全、医療の質、医療費抑制のいずれの観
点からも適切とは言えず、慎重な再検討が必要であると考えます。地域医療の現場で日々患者と向き合う実地医家として、長期的
な患者利益を最優先とした判断を強く要望いたします。
喘息は慢性疾患であり、発作時の対症療法だけでなく、重症度評価や長期的な管理が不可欠である。しかし市販薬として入手可能
になると、患者が発作止めのみを使用し、根本的な炎症管理が行われなくなる恐れがある。その結果、症状の慢性化や重症化、さ
80

個人

らには喘息死のリスク増加につながりかねない。さらに、喘鳴や呼吸困難は喘息以外の疾患でも生じるため、自己判断による薬剤
使用は他疾患の見逃しや治療遅延を招く危険性がある。医療機関による定期的な診察や検査、吸入指導が行われなくなることで、
結果的に救急受診や入院が増え、医療全体の負担が増大する可能性も否定できない。
気管支喘息は長期に渡る疾患であり、OTC 化することにより患者負担が増えるだけでなく他の疾患の見逃しが増える可能性が高
い。適用外の服薬をする人も出てくる。知人の内科医も、OTC 化などしたら肺がんなどの発見が遅れるので大問題だと話してい

81

個人

た。現場の医師が警鐘を鳴らしているものを「受診の手間がはぶける」という安易な意見で進めるべきではない。また厚労者はス
イッチ OTC 薬を増やそうとしているが、OTC 類似薬の負担増というとんでもない政策が推し進められようとしているため、OTC
化イコール患者の負担増である。特に長期で使用するような薬を OTC 化すべきではない。スイッチ OTC 化の中止を求める。
スイッチ OTC 化(要指導医薬品・一般用医薬品への転用)には反対いたします。本剤は医師の診断・適応判断と適正使用の説明
を前提として用いられるべき薬剤と考えます。
理由、根拠等:
・本剤は気管支喘息および COPD に対し、吸入ステロイド薬と長時間作動型吸入β2 刺激薬の併用が必要な場合に使用される薬剤
です。成分情報等シートでは「風邪のあと咳が収まらない(咳喘息)
」での使用が想定されていますが、咳が長引く場合には医師

82

個人

による適切な診断・治療が必要であり、自己判断で本剤を使用継続することは受診の遅れにつながるおそれがあります。結果とし
て、重篤な疾患の見逃しにつながるおそれもあります。
・また、本剤は吸入手技が必要であり、適正使用には吸入器の操作法の説明や、吸入後のうがい等の指導が求められます。手技確
認と継続的な指導を OTC で十分に担保することは困難です
・さらに、本剤は用法・用量が複雑で、1日の吸入回数(最高量)の管理が必要です。過度の使用を続けた場合、不整脈、場合に
より心停止を起こすおそれがあるほか、循環器への影響、全身性ステロイド作用の影響、口腔内カンジダ、声枯れなどの副作用も
懸念されます。自己判断での長期使用や過量使用はリスクが高く、OTC には適さないと考えます。

16
44 / 51