よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-3】候補成分へのご意見募集に寄せられたご意見 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70651.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第35回 2/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

全性の観点からも一般用医薬品化は適当ではない。
ブデソニド・ホルモテロールフマル酸塩水和物はステロイド薬であり、適応が厳格に決められている薬剤である。OTC 化により
「咳が出るから吸入しよう」といった短絡的な使用が増えることで、適切な医師による診療介入が遅れる危険がある。以前は気管
支喘息より年 7000 名以上の死亡者がいた。台風の後には救急外来が喘息患者であふれていたが、ステロイド吸入の保険適応化で
59

個人

減ったのである。しかし簡便であればよいわけではなく、適切な医学的判断よる使用が必要である。遷延する咳だから喘息だと思
い込み、気管支喘息の患者が手持ちのステロイド薬の吸入を続けていたが、改善せず、結果医療機関で心臓不全による肺水腫によ
る呼吸苦であった例がある。医師による適切な診断があって、有効に使用できるのである。ブデソニド・ホルモテロールフマル酸
塩水和物の OTC 化には反対である。
シムビコートは単に咳喘息の薬なだけではなく重症喘息にも使われるステロイドホルモンや気管支拡張薬も含む薬剤です。副作
用としてカンジダ症があるほか拡張剤の作用にて動悸症状なども認めるほか、喘息患者が正しく容量など守れない場合重篤化、あ

60

個人

るいは死亡例も出てくると予想されます。いまだに喘息により日本で年間で 1000 人ちかくが亡くなっているようにその病気をさ
らに広く啓蒙させて正しい治療により喘息死を減らすめにも OTC 化には反対です。他に OTC 化できる薬はいくらでもあるかと
思います。湿布や保湿剤、ビタミン剤やうがい薬など。
遷延する咳嗽を呈する疾患の一つに咳喘息が含まれるが、見落としてはいけない疾患に肺がんや肺結核が含まれる。現在でも遷延

61

個人

する咳嗽を、胸部 X 線検査無しで咳喘息と診断し、ISC/LABA を処方する医師がいる。その中に肺結核患者が紛れ込んでおり、正
しく診断された際に粟粒結核を呈する症例は数多く報告されている。安易なスイッチ OTC 化は基礎疾患の症状を被覆し、重症化
のリスクを孕んでいる。よって、ブデソニド・ホルモテロールフマル酸塩水和物のスイッチ OTC 化に断固反対する。
内科医です。
以下の件から OTC 化に反対です。特に OTC 化の理由としての「本薬剤を患者の自己判断で使用してもらい、それでも改善不十分
な場合に医療機関受診すればよい」
、という発想は臨床医の立場からは、大きく意見を異にします。
・必ずしも即効性がなく、十分な効果が出る前に患者が不適切に過量の吸入をする可能性が高い薬剤です。また、効果が出た場合

62

個人

の中止についても段階的な減薬が望ましく、そのような場合、ステロイド含有吸入薬としての危険性が有用性を上回ると考えま
す。
・結核高頻度国である本邦に置いて、本薬剤の高齢者における結核の診断と治療を遅らせる危険性を危惧します。また、最近急増
している MAC 症についても同様です。
・自覚のない、もしくは健診などで指摘されている糖尿病患者が数多く存在します。咳症状での来院がこの糖尿病患者の発見・早
期治療につながるきっかけを失うことになります。本薬剤含有の成分による糖尿病悪化のリスクも無視できません。

12
40 / 51