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6 先進医療技術の科学的評価等について(参考資料6-4)[2.8MB] (2 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00111.html |
| 出典情報 | 先進医療会議(第149回 12/4)《厚生労働省》 |
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先進医療会議からの指摘事項に対する回答
先進医療技術名:
A5「ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)」
令和7年 10 月 31 日
所属・氏名:東京科学大学 鴨居功樹・大分大学 中野聡子
1.
先進医療承認時(2013 年)の技術(医療機器、医療材料)と令和 7 年 9 月承認見込みの
Ampdirect(島津製作所)との関係について、ご説明お願いいたします。(島津製作所が当該
医療機器、医療材料をキット化して、薬事承認を取得したということでしょうか。ロードマップに
は Roche 社の製品が記載されております。)
最終的に、いずれの技術(医療機器、医療材料)にて、保険収載あるいは薬事承認を目指
していくのか、ご説明お願いいたします。
【回答】
1)
医療材料
本技術で用いる試薬は、2013 年当時は大学研究室において研究用として作製されていたが、
その後、株式会社島津製作所が製造・販売を担い、2018 年に研究用試薬として供給が開始さ
れた。さらに、2022~2023 年度には AMED 橋渡し研究プログラム(シーズ F)の支援のもと、
大分大学において医師主導臨床性能試験を実施し、その成果を踏まえ、株式会社島津製作所
が体外診断用医薬品として、製造販売承認申請を行い、2025 年 10 月 9 日に承認された
(Ampdirect 感染性ぶどう膜炎病原体検出キット)
。
2)
医療機器
測定に用いる機器については、従来と同様に Roche 社を含む汎用型リアルタイム PCR 機器を使
用している。
3)
保険適用に関する進捗
本技術は稀少疾患を含む眼感染症に対応するものであり、急速に失明に至る疾患も含むこと
から、保険点数は安定的な供給体制の維持に重要な要素である。
このため、関連学会の協力を得て、製造販売元の株式会社島津製作所が保険適用希望に向け、
医薬・生活衛生局 医薬産業振興・医療情報企画課と原材料費、想定検査数、医療経済上の有
用性等について事前相談を実施した。その後、企業より保険適用希望書案が提出され、この
経路で順調に保険適用に関する準備が進められている。
2025 年 10 月 31 日現在、今後、保険医療材料等専門組織において審議いただけるよう、関連
学会と連携の上で、企業を中心に準備を進めている。併せて、「ぶどう膜炎診療ガイドライン
(第 2 版、日本眼炎症学会)
」に本技術関連の記載を含めるなど、学術的基盤の整備も進行中
である。以上
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先進医療技術名:
A5「ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)」
令和7年 10 月 31 日
所属・氏名:東京科学大学 鴨居功樹・大分大学 中野聡子
1.
先進医療承認時(2013 年)の技術(医療機器、医療材料)と令和 7 年 9 月承認見込みの
Ampdirect(島津製作所)との関係について、ご説明お願いいたします。(島津製作所が当該
医療機器、医療材料をキット化して、薬事承認を取得したということでしょうか。ロードマップに
は Roche 社の製品が記載されております。)
最終的に、いずれの技術(医療機器、医療材料)にて、保険収載あるいは薬事承認を目指
していくのか、ご説明お願いいたします。
【回答】
1)
医療材料
本技術で用いる試薬は、2013 年当時は大学研究室において研究用として作製されていたが、
その後、株式会社島津製作所が製造・販売を担い、2018 年に研究用試薬として供給が開始さ
れた。さらに、2022~2023 年度には AMED 橋渡し研究プログラム(シーズ F)の支援のもと、
大分大学において医師主導臨床性能試験を実施し、その成果を踏まえ、株式会社島津製作所
が体外診断用医薬品として、製造販売承認申請を行い、2025 年 10 月 9 日に承認された
(Ampdirect 感染性ぶどう膜炎病原体検出キット)
。
2)
医療機器
測定に用いる機器については、従来と同様に Roche 社を含む汎用型リアルタイム PCR 機器を使
用している。
3)
保険適用に関する進捗
本技術は稀少疾患を含む眼感染症に対応するものであり、急速に失明に至る疾患も含むこと
から、保険点数は安定的な供給体制の維持に重要な要素である。
このため、関連学会の協力を得て、製造販売元の株式会社島津製作所が保険適用希望に向け、
医薬・生活衛生局 医薬産業振興・医療情報企画課と原材料費、想定検査数、医療経済上の有
用性等について事前相談を実施した。その後、企業より保険適用希望書案が提出され、この
経路で順調に保険適用に関する準備が進められている。
2025 年 10 月 31 日現在、今後、保険医療材料等専門組織において審議いただけるよう、関連
学会と連携の上で、企業を中心に準備を進めている。併せて、「ぶどう膜炎診療ガイドライン
(第 2 版、日本眼炎症学会)
」に本技術関連の記載を含めるなど、学術的基盤の整備も進行中
である。以上
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