よむ、つかう、まなぶ。
6 先進医療技術の科学的評価等について(参考資料6-4)[2.8MB] (13 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00111.html |
| 出典情報 | 先進医療会議(第149回 12/4)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2.
副次評価項目の有効性評価基準である、着床率と生産率についての結果を説明してくだ
さい。
【回答】今回の解析では、胎嚢確認にて臨床的妊娠率を算出しており、着床率と同等であ
る。新鮮胚移植あたりの生産率は、通常培養で 15.8%(3/19)、タイムラプス培養で 22.2%
(2/9)となり、生産率に有意差を認めなかった。
凍結融解胚移植あたりの生産率は、通常培養で 29.1%(46/158)、タイムラプス培養で
32.5%(66/203)となり、生産率は培養方法の違いによる有意差を認めなかったが、新鮮胚
移植、凍結融解胚移植共に、タイムラプス培養群において、生産率が上昇する傾向が認めら
れた。考察としては、将来的には、上記のごとく、タイムラプス培養での豊富な胚情報を基
本とした健児につながる胚選別のためのアルゴリズムが構築されると、タイムラプス培養の
優位性が示される可能性は高い。
3.
照会事項回答2.において、「将来的には、胚選別のためのアルゴリズムが構築されると、
タイムラプス培養の優位性が示される可能性は高い。」とあります。
現在の、当該先進医療技術による胚選別における、統一された基準等について、ご説明し
てください。
【回答】現行の移植胚選別は、通常培養では、初期胚及び胚盤胞期胚における顕微
鏡下での目視による形態評価(初期胚では、Veek 分類、胚盤胞では、Gardner 分類が
主)に基づいており、タイムラプス培養器では、すでに解明された胚発育経過中の胚
の挙動に基づいて各施設で、形態評価に加えて胚の挙動を加味した移植胚の選別が行
われている。今現在、各メーカーが独自に人工知能(AI)を活用したタイムラプス映
像の解析結果を基にしたより優れたアルゴリズムを開発中であるが、未だ、研究段階
の域を出ておらず、これに関する研究が鋭意進行中である。
以上
2
13
副次評価項目の有効性評価基準である、着床率と生産率についての結果を説明してくだ
さい。
【回答】今回の解析では、胎嚢確認にて臨床的妊娠率を算出しており、着床率と同等であ
る。新鮮胚移植あたりの生産率は、通常培養で 15.8%(3/19)、タイムラプス培養で 22.2%
(2/9)となり、生産率に有意差を認めなかった。
凍結融解胚移植あたりの生産率は、通常培養で 29.1%(46/158)、タイムラプス培養で
32.5%(66/203)となり、生産率は培養方法の違いによる有意差を認めなかったが、新鮮胚
移植、凍結融解胚移植共に、タイムラプス培養群において、生産率が上昇する傾向が認めら
れた。考察としては、将来的には、上記のごとく、タイムラプス培養での豊富な胚情報を基
本とした健児につながる胚選別のためのアルゴリズムが構築されると、タイムラプス培養の
優位性が示される可能性は高い。
3.
照会事項回答2.において、「将来的には、胚選別のためのアルゴリズムが構築されると、
タイムラプス培養の優位性が示される可能性は高い。」とあります。
現在の、当該先進医療技術による胚選別における、統一された基準等について、ご説明し
てください。
【回答】現行の移植胚選別は、通常培養では、初期胚及び胚盤胞期胚における顕微
鏡下での目視による形態評価(初期胚では、Veek 分類、胚盤胞では、Gardner 分類が
主)に基づいており、タイムラプス培養器では、すでに解明された胚発育経過中の胚
の挙動に基づいて各施設で、形態評価に加えて胚の挙動を加味した移植胚の選別が行
われている。今現在、各メーカーが独自に人工知能(AI)を活用したタイムラプス映
像の解析結果を基にしたより優れたアルゴリズムを開発中であるが、未だ、研究段階
の域を出ておらず、これに関する研究が鋭意進行中である。
以上
2
13